X'masの同調圧力から逃れた日
「サンタさん来た?」
『うん、きた~、来たけど、イオンにもいっぱいいた』 マンションの同じフロアーに住むアッちゃんは年長さんです。昨日女子フィギュアオリンピック代表に2枠で選ばれた坂本花織選手のようにひょうきんさ満点です。その言動が面白いのでよく顔を合わす住人に人気上がります。昨年生まれた弟のせいか最近すごくオネエちゃんぶるところがあり、そこがまた面白く笑わせれくれます。ウチの娘も小さい頃はあんな風だったのになあ~と感慨深くなり、またほっこりさせてもらえるところでもあります。ご両親は長い間子供さんに恵まれなかったらしく、もう可愛くてたまらないオーラがひしひしと伝わってきます。
その奥さんとウチのカミさんがケンタッキーの予約がどうもこうのと先週立ち話をしていたのを思い出し、訊いてみました。子供が幼い頃は典型的X’masを過ごすのも楽しいモノです。
「じゃ~チキンもいっぱい食べた?」
『………………ぜんぜん、食べていない……』「え?」
おかしいなあと思いました。で、後から聞いた話ですがひょんなことで最近あのニワトリとケンタッキーのチキンが結びついたようで、かわいそう……と、食べられなくなったそうです。まあこれは、子供にはよくあります。スーパーで売られている切り身と水族館で優雅に泳ぐマグロは別のモノとしてしか認識されていない年頃ですから。もっと大きくなってから人間は生かされているというを知り、その恵に感謝する娘さんになることでしょう。
年に一度、田舎の叔父から猪肉の差し入れがあります。楽しみにしているのです。独り占めです。なぜなら、猪肉をカミさと娘たちは口にしないからです。理由はアッちゃんと同類です。あっ、少し違うかTVの番組でイノシシを解体しているところを見てしまい、それからダメになったのようです。いや、そんなの常日頃食卓に並ぶ、牛、豚、そしてニワトリどれもが同じ工程を経て家庭に届いているのですから。それに携わる人たちに感謝しながらいただくべきなのです。
おお、いま気づきました! 今年のX’mas 、我が家にはケーキがない!! チキンもない!! プレゼントなんてない!!サンタは来ません浄土宗なんで。こんなことはなかったです。これで世の中のX’mas 同調圧力から逃れました。記念すべき日となりました。^^v^^v
猪肉ってどんなにトロトロに煮込みまくっても脂身が絶対に
崩れないのです。で、全くしつこくない。他の肉なら
こんなに脂身食べられないのですが。
山の神からの恵みです。