場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

超地味ながらブルーオーシャンの業界

トランプ大統領ではないですが確かにGOLFは仕事で使える、の信望者であります。相手のことを知るにはこれほど適したゲームはないと思います。ここ5年はどうしても断りきれないお仕事コンペだけに参加しておりますが、かっては結構利用させていただきました。なんでしょうね〜醜いところもさらけ出した同志だと普段なら硬く閉ざしたままの心のうちもフッと垣間見せてくれたりするからでしょうか。それもまあ、こいつは吹聴するヤツではないなと相手が認めた場合だけですが。


つい先日そういう類のコンペでした。大きく括ると同業者ですが、カテゴリーを細分化すると異業種かな、という方々が寄り合う集まりです。私たちの組は3人でした。一人は旧知のCさん、そしてもう一人は初めてご一緒させていただく方である生産材のメーカーの取締役Aさん。

で、早速私めがひどいところを晒してしまいました。アウトの一番なんでもないミドルホールで、なんと10!!!パー4で10です!!!この日は未明から雨で山中にあるこのコースは朝の冷えが濃霧となってコース一面を覆っていました。そのためスタートは30分遅れ、寒さでてはかじかみ体もまわりません。なんせ練習もしていないので、過去の影響はどこえやらバンカーを渡り歩くこと2回、挙句の果てにこのスコアです。
まあでもこんなものです。練習しなくてもそこそこ回れる、そんなに甘くはありません。
続く2番のミドルホールも9!!こりゃ迷惑かけまくりかな〜と打ちひしがれていたところ、私が足を引っ張ったんでしょうか。Aさんも、なんと空振り!!!それから乱れ始めました。

相変わらず濃霧は治ることを知らずコースを隠します。ティーショットも待ち時間が増えます。スコアにこだわる方々ならイライラする場面ですが、そこは所詮遊びと割り切っているオヤジ同士なので、まあこんな日のもあるだろうと。こういう素晴らしいコース(晴れていれば)で楽しめるのも健康であるから、このひとことから病気談義に火がつきました。(よくあります)聞けばAさんも大病経験者とのこと。旧知のCさんもガンからの復帰者だけに、このチーム,病人組やんけ!!!すっかり旧知の仲です。


Aさんの仕事の話を興味深く聞かせていただきました。

実は、ほぼ独占で新規参入がないこと。たとえ参入があってもとっとっと退散していく。相手が代理店の見積もり等でも単価を安くし、下をくぐってきても、「ああ、単価だけならそっちを採用してください」と言えること。そのときばかりは取られても次回からは必ず(100%!!)戻ってくることがわかっているとのことです。そしてイメージというものは恐ろしいモノです。一般的にAさんのところが製造している製品って、相対的に「安いモノ」と思われてること。喩えると輪ゴムとか…。だからもうそれ以上値切ってきません。ところがコレ以外にも利益がある。製造においても機械化ができない部分があり、そこがミソとのことでした。それで持って消耗品なので残るということがない。地味すぎてほとんどの方は気づかないニッチな製品ですが、知らない人はいない。製造業の必需品!!あるのですね〜こういう業界!!

常に価格競争に晒されるている超レッドオーシャンの当業界からすると羨ましい限りです。
しかし、それってラクすぎて特にA部長の仕事ってないではないですか!!とツッコミましたが、それはそれで海外からの模造品のチェックやら大手ユーザー対象の特注品に対応したりとか色々あるそうです。

 

う〜ん隣の芝生はよく見えるのでしょうか。

 

芝刈りの方ですが、ハーフラスト3ホールはボギーぺースとやっと体が起きた出しました。よし、後半で取り返そうと決意も新たににしたところ、主催者より
「濃霧でスタート遅れ、このままだと後半ホールアウト前に日没は確実なので、ハーフで終わります、申し訳ありません」とのこと。

至極残念な結果となりましたー ハーフのスコアー、なんと病人チーム全員60台と病み上がりらしい大叩きで終わりお開きとなりました。いい季節、晴天でのグリーン会談再会を誓いお別れしました。
目立たないところで役に立ちながら、しっかり利益はキープできている、こういうの目指したいです。

 

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隣の芝は青々と見えるのかも...