幸運はカモの姿で……
本日からカレンダーも最後の1枚です
今年も残り数なくなって、土下座モノに値する仕事上のクレームが発生しました。(TT)泣きたいほどです。うううう、なぜここへきて、このタイミングで…と嘆きたいのですが、ちょっと螺旋階段をぐるっと登って視点をずらしてみました。う~ん、これやり方によってはいい方に、もしかすると大金星になるかもしれません。(^^V
それは幸運の女神と遭遇したからです。
幸運の女神はこのカモかと……思われます。カモ????
カモとの遭遇
大分県北部に位置する中津市のお得意先に伺った際のことです。社の駐車場に車を止め、事務所の方に向かおうとした時のことです。ちなみにこの駐車場は社屋の前に立地する料理屋さんと共有とのことです。(なんとも田舎は悠長です…(^^;)車をロックして道路の方に出ようとしたところ、一羽の鳩が我が庭のごとく歩き廻っているではありませんか。なんだか人に慣れていそうです。全く飛ぶ気配を見せません。悠々とお散歩中です。しかし、鳩よりも明らかに大きい、羽も派手、えええ、鳩ではない、あのくちばしって……カモ!!!!!????どうして???
カモの恩返し
お得先の社長さんの話です。
実はこの駐車場のある場所は、20年ほど前は小さな沼地だったそうです。そこにいつ頃からか1羽のカモが住みいてしまいました。この土地の持ち主である料理屋さんのオーナーが、店の増築に併せてこの場所を更地にしようとした時に頭を悩ませたのがこのカモちゃん(名前があるらしいです、聞きましたが訛りが激しく聞き取れませんでした(^^;)でした。追い出すワケにもいかず、ご家族で相談された結果飼ってみようということになったそうです。できるだけ大きいゲージを用意し小鳥のごとく飼っていたらしいですが、それでも狭さに耐えられないのか羽をバタつかせ暴れます。
どこかへ飛んでいくだろう、もう逃がしてやろう、とゲージの扉を開けっ放しにしておいたところ、適度に駐車場に出てはうろつき、腹が減ったらゲージに戻り餌を食べるというサイクルを築き上げたそうです。駐車場の隅に水の張ったバケツも設置してもらい優雅に暮らしています。
不思議なことに、カモと暮らすようになってからおカネに変えられないほどの良いことがあったらしいです。それは7年ほど前このオーナーが病に倒れ後遺症が残り、料理屋人としてやっていくことは難しいと医師から宣告されたにもかかわらず、ほぼ完治し現在は元気に包丁を握るまでに回復された、ことです。まさにカモの恩返しと近所でも話題になったようです。
このお得先には、3〜4度伺っておりますが、その際はゲージの中だったのでしょうか。見かけたのは今回が初めてです。これラッキーなことなのではと思うようにしました。
冒頭のように大変なクレームにみまわれましたが、ピンチはチャンス!!と言い聞かせる自らを奮い立たせます。チャンスはピンチの顔をしていると聞いたことがあります。今まで遭遇することのなかったカモ、きっと幸運の女神であることは間違いありません。(あっメスだそうです。)
住まいです。カモの寿命は10年〜20年だそうです。このカモは長生きです。