場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

“このハゲぇ~~~~~~~”ここから始まりましたー

“このハゲ~!!”“ちがうだぁろう~” 自分のオツムを意識し始めたのは、あのお騒がせおばさんの怒声がTVから流れまくっていたこの夏場ごろからです。画面から流れる録音された罵声とあの顔に気分が悪くなり、TVをオフにしようとしたところ
“おとうさん、最近少なくなったね”ソファに座っている私の後ろを通りがかった娘でした。
立ち上がろうとした私の頭頂部に、もっとも気にかけているまさしくその部分に刺さるかのような尖った言葉が降ってきました。実は先日実家の母にも言われたばかりで、少し気にかけていたところでした。
手鏡を右手で後頭部にかざし洗面所の鏡に映った手鏡を凝視すると……地肌が透けて見えます。明らかに命の次に大事な資源が失われています。

この日から、そのテの言葉に敏感になりました。謝りたい人がいます。


ちょうど、10年以上前、高校時代の同窓会で再会したU君。育毛にすでに300万使ったとか。
“あきらめてスキンヘッドにしたらいいやん”
“300万!!!!!おまえ大丈夫か、これからツルちゃんでいいやん”
滅びゆく大事なモノを守ろうとして懸命だったのですね。
好き放題言ってごめんなさい、今より確実に10歳若いころなら傷ついたことだと思います。今なら、今ならUくんの心情痛いほど察することができますよ…


友達のできない人、顔がデカい人、体臭がないかと気にかけすぎる人、異常に体毛の多い人、体じゅうのいろんなパーツが大きいまたは小さいと悩んでいる人、結婚したくてたまらないのに出逢いのない人、子供のできない夫婦、背負った奨学金に押し潰されそうな人、給料の少ない人、休みの少ない人、有給の取れない人、ギャンブルから抜け出せない人、何が自分に向いているのかわからない人、仕事が決まらない人、ブログが続かない人、いつもロクでもない異性に惚れる人、立て続けにつまらない交通違反で捕まる人……ツラく泣き出したくなる気持ちはその当人にならないと絶対にわかりません。

 

「寄り添う」なんて言葉、軽く口にすべきではないなあ〜と痛感した次第です。

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