ブラックゆえの旨味とは
Rさんがなぜ今の会社に居続けるのか全く理解できません。在職すでに10年以上。差し障りがありますので詳細は避けますが、実家はお兄が引き継がれている製造業です。どちらかというと服飾系に属するのかと思います。お兄様で2代目のようです。手伝って欲しい、コールが凄まじいのだそうです。兄弟仲も睦まじい限りだそうです。なのに彼は、漆黒ともいうべきブラック企業に勤務し続けて居ます。昨今の風潮から勤務状況においては多少は、改善されておりますが、それで休日出勤の多さはあの電通に匹敵か!?というレベル。代休も名ばかりで‘休んでいる’ことにして自主出勤として業務をこなす、細胞レベルのレッドオーシャン業態(これも最近はマシになった、と聞いています。まあ日本の中小零細企業は似たようなものですが….)実家に戻れば即、専務なのですが。。。
いつでも戻れるというメンタル的余裕で保っているのでしょうか。
そして最近、新たな事実が…なんと奥様の実家もとあるサービス業を広く展開しているとのこと。こちらも現在は義弟の方が経営者となっているようです。業界は違えど営業の荒波にのまれてきたRさんへの‘アニキ、手伝って!!’コールがもう数年来続いているとのこと。
要は、どちらに転んでも「専務」なのです。私なら即ゴロンと転がるのですが。
Rさん、ひょっとして激務が快感になっているのでは。ストレス太りの真実は、帰宅がいつも23時ごろで食って即寝る生活だからなのです。いつまでそういう生活続けるつもりですか?
いやいや、勤続中の企業がブラックであるのは事実ですが反面、なんらかの旨味がありそこの蜜を放したくない。転んだ先の役職はたとえ専務でも、ガチで業務に身を入れなければ他の社員を路頭に迷わしてしまう、その責任感が耐えられない、とか。
何事もその人の身になって見ないとわからないものだと痛感した次第です。
その人なりの旨味があるのかもしれない。