場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

ヒトが息吹く街が好き!!!

今週のお題「好きな街」

 

 もうここにはあの日以前の日常は戻ってこないだろなあ。

震災関係の番組を観ながら、何気ない営みを二度と取り戻せない人たちに想いを馳た。

避難区域内は、呼吸と血の巡りが途絶えたヒトのように、晴れた日も凝固したままだ。

 

 


『会社負担で、東京一人暮らしもいいか』

時代は、後にバブルと呼ばれるころに向かって突進している真っ只中だった
大阪本社に採用されて3年、どうしても受け付けない上司に耐えられず辞めることを思案していた時、
突然常務に呼ばれ東京支店への異動を命じられた。

なんだ、やっかい払いか、即辞めてやる!
とおもったものの.....。

 

 

初めての東京一人暮らしは、荒川区西日暮里。
住まいは、東京支店ビル内の住居部分で
マンションとして一般の人も数世帯住んでいた。
東京支店と聞こえはイイが、建物自体は昭和四十年代のモノ、倉庫を無理矢理住居に改良したような部屋もあり
はっきり言って違法だっただろう。

前居住者の垢がすりこまれたようなヒビの入ったバスタブ。
西日に焼けまくり、どことなく焦げ臭い畳の上でワンタンメンをすすりながら始まった東京一人暮らし。

 

なんかわけのわからない焼き物を食している老夫婦や、クレヨンで塗りつぶしたようなメイクのおばはん、
浅草の三社祭に命をかけているちょっとアブない系のおっさんやら、得体の知れない住人ばかりだったが、
ひと月もしないうちに、しみ入るようになじんでいった。

 

 

すぐ辞めるつもりが,,,,東京での8年を皮切りに、名古屋10年、大阪3年 そして今福岡4年目。

なんやら西に流れていっているが、
どこに住もうが、ヒトが懸命に生きて、
暮らしている街が大好きだ。