場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

退化への道

洋の東西を問わず呟かれてきた手垢まみれの常套句「最近の若いもんは…」その昔ソクラテスも口にしていたとか。。。。。。

 

というわけで思わずF君が帰った後、おもわず呟いてしまいました。フレッシュ新入の彼の研修係を仰せつかって、まだ日が浅いのですが早くも頭がいたいです。大阪市内の顧客の元に彼と向かいました。私の専用車のハンドルを握らしたのですが,運転がおかしい。確かに彼は俗な言葉で言うなら、田舎モノです。奈良県の南部でまあ、ザ・田舎です。ただ今どきの若者です、街中へクルマで遊びに行くこともあったでしょう。費用をバイトで稼ぎ大学在学中に免許を手にしたF君。若いのでハンドルを握ること自体が楽しくと遠出も経験しているハズなのですが。ビクビクしていてそれがこちらにも伝わってくるのです。こちらも落ち着きません。

「街中ってあまり走らない?」「ハイ。。。。ほぼ地元のみです」

 

視野が狭い。。。そう感じ始めたので、横目でF君を観察すること数分、視線がナビに釘付けです。画面をタップし拡大する回数が重なってきました。大阪市内に入り私がナビとは異なる道を指示するようになってからその行為が目につくようになってきました。

 

「あっ、今の交差点だったな、行き過ぎた、どこかでUターンして」

「ああああの、どこでUターンすれば。。。。」そこまで泡食わなくても。

「まだまだ余裕あるから焦らず、運転しているキミがUターンするところを判断すればいいから、どこでもできるだろう、それともっと周囲を見て運転しないと。。。」

 

どうやら免許を取得した時から、高機能のナビ頼みのカーライフを送ってきたようです。TOEIC900点オーバーなのですが、学校の成績と社会の現場は別のようです。

 

帰路は阪神高速を利用します。名物である恐怖の合流が彼の運転では恐ろしいので私がハンドル握りました。F君来月からは東京支店勤務となります。あの運転で大都会、大丈夫でしょうか。コインパーキング探せるのでしょうか。

 

便利なモノに依存してばかりだと人としての大事なモノを奪ってしまう、気をつけないと、改めて考えてしました。