決して差別というわけではないのだが。
お得先であるG社A部署にこの春から外国人女性の方が配属された。顔を合わせたことはない、このA部署はこちらの本業ではあまり関与しておらずそう懇意にしている部署ではない。今回新たな案件で接触するので、担当者の方に挨拶&打ち合わせをしたくアポ取り目的で連絡を入れていた。
その担当者のケータイに連絡を入れればそれで済むのだが、まだ名刺も交換していない状態なのでそうするわけにもいかない。
この女性、こちらが取り次いで欲しい担当者が外出していて不在なのか、社内にいるが席を外しているのかの区別の表現がよくわからない。伝言を頼んでも相手から連絡は無い。やり取りすること数回,こちらもイライラしてきた。「別の人(日本人)に変わってくれませんか」とも言えず、仕方なくこちらから連絡するからケータイナンバーを教えて欲しいと伝えました。その時のナンバー数字の読み方から数年前DELLコンピュターのカスタマーサービスでの外国人女性とのやり取りを思い出してしまいました。
とにかく言葉が通じず、ヒト同士のコミニュケーションにならない、「しばらくお待ちくださ~い」の一辺倒。制御できないテープレコーダーのようにこれを繰り返すだけ。スマホのスピーカーからよく飲み屋さんにいた東南アジア系の女性の甘ったるい香水が匂ってきそうです。「オイオイ、コラ!!とにかく日本人に変われ!!!●XX🌟%&$##!!**|~?><VX$$♭(←差別発言、私もまだ若かったか……)とにかくパソコンがトラブり仕事にならない焦りから口走ってしまったという苦い思い出です。
結局、担当者と連絡が取れ翌日G社で打ち合わせをすることができました。帰りがけに名刺交換が済んだばかりの担当者に告げました。「あの業務に外国の方おられますよね、ちょっと挨拶したいのですが…」
これからも何回か電話を通して接触するかもしれません、一度でも顔を合わせているのといないのでは印象が親密度が天と地ほど違うことはこれまでの経験でわかっています。
「外国の……ああYですね、ちょっと呼んできますね……」
〝………Yか、名前の感じからして、中国の方ではないかな、シンガポールとかかな……〟
「コンニチハ、イツモオセワニナリマス、Yです」
目の前に現れたのはローラでした。「Y ですが、彼女フランス人なんです」
「あ、⚪︎○です、よろしくお願いします。Yさん日本語お上手ですね….(オイオイ、イラついてたの誰やねん)」
とにかく、顔が、顔が小さい、私の1/2ぐらいか、足、足が長い、170cmぐらい、サラサラ金髪。
百聞は一見にしかず。直に人に会うって大事です。あと、自分の中に勝手なイメージで相手を判断してしまうことの怖さ。身に沁みました。^^;