場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。昨年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

“正直、結婚という形式を取らなくてもいいのでは..”とアドバイスしました

 

仏大統領選は予想どおりマクロン氏が勝利しました。でも、現実は厳しいですね茨の道でしょう、ルペン氏の支持者が1000万人もいるという事実は覆りません。それだけ現状への不満が蠢いているということです。‘政治手腕を見守る’という手垢の付きまくった言葉では対応できないレベルにまで来ているのは周知の事実です。

 

それよりも、私の職場では少々下衆ではありますが、24歳年上の奥様のことの方が話題としては盛り上がっていました。

絶妙のタイミングというべきなのかどうなのか、この連休に奈良県の自宅に帰省した際、後輩から結婚のことで相談されました。

 

結婚といっても、後輩は40代後半です。‘え、…’とおもってしまったは面に出さず、ひと通り話を聞きました。‘うう、そのパターンは…’思わず声に出てしまいそうでしたが、なんとか封殺しました。15年前、私が名古屋勤務時代に逝かれたお得先の大先輩のことを思い出したからです。


他人との生活そのものがストレスになったのでは…

そのお得先の大先輩、Nさんは48歳の時に結婚されました。お相手はひと回り年下の方で、お互い初婚です。なんでも知人の経営するレストランで知り合ったとか。交際期間1年で入籍されました。Nさん、マージャンが好きかつ強くもあったので独身時代の週末の帰宅は午前さまという生活でした。ところが人間変わるものです。結婚されるや否や定時退社の鬼と化しました。“Nさん、とうとう長く侘しかった一人飯からの卒業だな”周囲からは冷やかしの声が絶えなかったのを覚えています。

おかしいな、と誰もが感づいたのはそれから2年後ぐらいでしょうか。Nさん、体調がすぐれないとかで会社を休みがちになったのです。周囲から諭されるようにしてやっと病院に足を運び、そのまま検査入院となりました。1週間後なんとか戻られ出社されたNさんをみて、言葉が出ませんでした。どちらかというとラグビー部出身といっても通じるようなガタイのよさと強面で通っていたNさんが、今や発育の悪いもやしのようにニョロとされていました。肌が透き通るように白くなり、尻&太ももの肉が鋭利なナイフで削がれたような独特の痩せ方。私もこれまでの人生で何度か見たことがある痩せ方です、その病、ガンです。現在なら一命をとりとめているかもしれません、しかし15年前です。

残念ながら1年あまりでNさんは逝かれました。享年51歳。末期だったのです。

Nさんの葬儀は実に不思議な式でした。訪れる人も少なく自社の幹部が本社から数人、と奥さんのみ。私が違和感を持ったのは、その奥さんの不自然さです。

約3年の結婚生活だったとはいえ、縁が巡って夫婦になったのです。悲しみに打ちひしがれるのが残された方ではないでしょうか。しかし奥さんは涙すら見せることもなく、淡々かつテキパキと式の遂行に従事されていたのです。まるで与えられた業務の一環のように。


以下あくまでかってな想像の範疇です。因果関係は全くわかりません。


Nさん
20年以上の独身生活で染み込んだ日常生活のルーティンが結婚によって崩れ、自分の知らないところでストレスが萌芽していた。それに気づかず(または気づいてはいたが、押し殺していた)やっとつかんだ幸せを手放したくない、切なるおもいとのギャップがかえってサイレントキラーを増殖させていた。

逆に奥さんは
少々ガサツなところのあるNさんとの暮らしの中で、夢に描いていた結婚生活との落差をおぼえるようになり、時間の経過と共にNさんへの想いは冷めていった。機嫌を取ろうとするNさんの態度にさらにイラつく。一度嫌な部分を見てしまうとその部分だけがズームアップして見えてしまう。

 


後輩には、Nさんの話をした上で次のように言いました
“あのーオマエ、今さら他人と暮らせるのか?長年誰も見ていない部屋では好き放題してきただろ?
飯の食い方、箸の使い方、食後の爪楊枝の使い方 …相手もそう若くないから、これまで築いてきた聖域があるし、崩されたくないモノは絶対持っている、そんなすぐに結婚という形を取らなくともいいのでは…….お試しという方法もあるから……”

 

年齢と共に寛容になる領域が増していきますが、その反面譲れないアイデンテティもぶら下がり続けているのが人間だと思います。大体、私ごときに相談してくる時点で迷いが生じているのだと推測できます。これはコトバにしませんでしたが…^^;

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