場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。昨年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

高齢者ほど道楽が必要です

そのお方はご近所さんです。


後期高齢者
要介護1
アル中寸前
口は達者で評論家気取り
議論は持ち込むが人の話は聞かない
声が甲高く耳につく
そのくせ外では借りてきた猫
妻は要介護3
かすり傷程度でも自分で救急車を呼ぶ
よくある被害者妄想で周囲はてんてこ舞い
止むを得ず娘が年金を管理しているが
騙し取られたと思い込んでいる。
昨日のことはすべて忘れている
覚えておいて欲しくないことは覚えている


このおじいさん、健康なのです。足は弱っているが、杖をついて歩きまわりお金を貸してくれ、と周囲に無心する。ヘルパーさんが1日3回来てくれ、身の回りの世話を
してくれ、食事もすべて準備してくれています。他に周4日デイサービスが迎えに来てくれて施設で入浴まで介助してくれています。ここまでは年金の範囲で賄えているとのことです。

だから、正直お金を使うところがありません。ただ本人は好きなモノもたまには買いたいとのこと。

 

その好きなモノとは、まあ酒です。アルコールも若干は家に常備していますが、本人にようるとそれでは全く足りない、とのことです。酒が元で2回ほどパトカーも出動しておりますが、本人にとっては忘却の彼方です。
夫婦二人で施設に入るという選択肢もありますが、それは最低でも夫婦2人で月30万必要とのこと。自宅は持ち家ですが、そこまでの経済的余裕はない、とのことです。私と同年代の娘さんも困り果てております。「父が亡くなっても、涙ひとつも出ないですよ」

このおじいさんを遠くから第三者として見ていると、一体健康寿命とは何歳におけるどういう状態までをいうのか、と疑問に思ってしまうのです。もっとも愛すべき身内にそういう言葉を言わせてしまうって…。

私も何回かこのおじいさんとコミュケーションをとったことがありますが、過去の自慢話と将来への不満の堂々巡りに終始してしまい会話が先に進みません。

 

そんな中で気づいたことがあります。

 

このおじいさん、趣味がない。熱中できるモノがない。ゲートボールにも出かけない。将棋も指さない、カラオケもダメ、詩吟も唸らない、短歌俳句の類も嗜まない。読書の習慣もなし。時間があるからのみたいこれの悪循環のようです。娘さんに確認したところ確かに若い頃から、いろんなモノに手を出しお金も使ったが継続したモノが皆無とのこと。今この瞬間(とき)に熱量を注ぎ込めるモノを何ひとつ持っておられないのです。


身内や知り合いの同年代の方を思い起こすに、何かしろ道楽を持っておられる方がほとんどです。特に継続しているモノがなくとも、つい最近操作の簡単なタブレットにハマりメールを覚え夢中になっている方もいます。

時が経つのも飯を食うのも忘れるほど、必死になれるモノをそのお歳からでも遅くないです、何か見つけるべきでは、と娘さんにアドバイスしました。

このおじいさん身体が丈夫という最高の財産を持たれています。まあ、いろいろありますがとにかく心臓や内蔵関係は全く悪いところなし、今でその酒量なら若い頃はどんなんだったの~?と叫びたいほどの鉄の肝臓の持ち主です。元気があるならなんでもできるのに……。“道楽”自分が楽しむ道なのに。

自分で気づいて欲しいのですが、なかなか思うようにいかないのが人の世だとおもいました。

 

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