場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

映画『すばらしきかな、人生』

突発的に映画を観たくなり金券ショップに走りました。シネコンにダッシュするのではなく、まずは金券ショップです。💨イオンシネマのチケを1200円で手に入れ、最寄りのイオンまでハンドル🚗を握りました。

 

観たい作品は決まっていますが、時間的制約があります。クルマにて30分〜40分で出かけることができるイオンが3か所あるので、ベストタイムで鑑賞できるイオン福岡大野城店までハンドルを握りました。

 

この作品です。

邦題『素晴らしきかな、人生』 原題『Collateral Beauty』


映画「素晴らしきかな、人生」公式予告編第1弾非公式日本語字幕

 

年齢せいもあるのでしょう、前回の記事でもそうでしたがこのところ人生に関していろいろ想うところがあります。高校時代のクラス会でも、すでに亡くなった方がいたり、悲しいことに子供さんに先立たれた方がツラい人生を歩んでおられたり。反面、人生100年時代の到来が現実になるにつれ、長生きすることによって誘発される不安=お金のこと等、直視すべき現実が目の前に横たわっています。若干乾き気味の心が無意識にこの手の作品を欲したのかもしれません。あ、大事な事を忘れていました、ナオミ・ハリスが出演しているというのが大きな理由です。

 

確かこのタイトル『素晴らしきかな、人生』ってふる〜い白黒映画にもあったのではないでしょうか。

 

素晴らしき哉、人生! ジェームズ・スチュワート ドナ・リード CID-5011 [DVD]
 

 あ、ありました、素晴らしき哉、と邦題は「かな」が漢字になっておりました。

原題は『It's a wonderful life 』こちらはそのままです(^^; 1946年作!!とか。あれ、あらすじをチェックしてみると、あれ!!舞台はニューヨーク、クリスマスイヴ!これ、今回と同じです。ってことは2017バージョンには、オマージュ的な意味もあるのでしょうか。

 

私的には、2017バージョンの邦題が主題と少しズレていないかな、という感想を持ちました。

ちょっとネタバレ、です。

テーマは ‘愛’ ‘時間’ ‘死’ 

この3つのWordを入れてみてはと思いましたが、う〜んちょっと重いでしょうか。

 

土曜日の夕方ですので、少しは混雑するかと予想しておりましが観客は私以外に5人、私の部屋にでも入る人数です。(^^;   上映中ラスト付近で鼻の奥がツーンときましたが持ちこたえました。

ナオミ・ハリスも美しい!!!ですが、NYCの景色にも目を奪われます。また、久しぶりに訪れたいものです。

 

今日は3月11日

‘愛’ ‘時間’ ‘死’ 我ながらピッタリの作品をチョイスしたものだと思っています。

 

 

 

ライフ、ワーク、バランス。

睡眠時間以外のほとんどを仕事に費やしていた週でした。とにかく拘束時間がハンパでない案件でした。いや〜ツライですね、コレ。好きな音楽♬を聞くことも、皆さんのブログを定期的に目を通すことも、読書もままならない、キツいです。(TT)
頑張ったおかげで予想以上の実績を叩きだすことができ、大満足です。

ただ、これがそのまま報酬に反映されるかといえば、必ずしもそうではありません。組織人の悲しい性(サガ)です。ここでよく勘違いするのが、一人でやれば全て自分のモノになるのに、という想いです。いやいや、会社の看板で仕事ができ経費を全て持って貰っているという事があっての成果です。そのあたりは決して勘違いはしません。

 

しかし、そうは言っても人間です、幾らかの野心も備わっております。このあたりのバランスは難しいです。こういうとき、私は10年近く前に仕事で連泊していたホテルで知り合った。悠々と経済自由人を達成された紳士のことを思い出します。


その方は、当時で60歳過ぎでした。なにやら中小企業の貿易時に発生する関税のコンサルのような仕事をされており、現在の住まいであるカナダのトロントと米国、シンガポール、日本を行き来しつつ仕事をこなしている方でした。ずっと外資系の企業で幹部として活躍、50歳で早期退職、現役時代からの投資にも成功し、経済的には何の不安もなくそれこそ悠々自適に人生を謳歌されていたそうです。確か奥様は、カナダ人とかでした。私には、この方と逆パターンでカナダ人と結婚しマニトバ州に住んでいる叔母がおります。これが共通点となって話が弾んだのでした。

 

経済的に何不自由なく過ごしてはいけます。資産の運用さえ行っていればいいのです。これが人生の目標だった……はず、です。でも何かこうモノ足りない。ガツン!!!とくるモノがない。ノックダウンが見られないボクシングの試合のように何かが足りない。

 

で、再度現場の荒波へ前職のスキルと人脈を生かし、起業されたそうです。競争相手も少なくないのでなかなか儲けるというところまではいかない、とのことですが、余裕の資産があるので、そうあくせくする必要はありません。

 

私は、羨ましくて仕方ありませんでした。ビジネスを通じて社会との接点も強固になり、資産もある。自分が役立っているという自覚もある、それに伴う報酬もある。どう考えても私に考える理想です。素晴らしい!!!

 

周囲からはそう見えてはおりましたが、どうやら本人は別のことが頭を掠めるようになっていたそうです。


日本に戻り、故郷の静岡に住みたい。日本の地で骨を埋めたい!!  これだ、そうです。年齢とともにその思いは、雪だるま式に膨らんでいく、との言葉が印象的でした。
でも、カナダ人奥様にはまだ、話されていない、とのことでした。


仕事とお金、健康、どこに住むか、家族は……人と比べるのではなく、自分の求めるものは何か、長寿社会になればなるほど、このバランス感覚が求められるようになってきていると、実感した次第です。

あれから、10年その方は、もう70歳にはなられているはずです。どうされたのでしょうか。

 

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夏の仕込みは終わっています

昨今は、現場作業に従事される方の作業服も垢抜けています。ワークショップやホームセンターの店頭をリサーチしても普段着や中にはGOLFウェアとしても十分通用しうるウェアが少なくありません。丈夫さにのみフォーカスされたこれまでの製品は、どうしてもデザインと質感がイマイチでした。コストを考慮するといたしかたありません。しかし、最近のガテン系の方々に人気のワークウェアは、以前のモノとは異なり、それなりの価格はします。安くはありません。でもかっこいいですよ。明らかに第3者に見られることも意識していますね。私も欲しいくらいです。目安は上下で1万円ぐらいでしょうか。

昨年末にメーカーの方々が、バイヤーにシュミレーション目的で来られた現場にたまたま居合わせました。無理を言い、チラッとサンプルを見せていただきました。このところずっと息長く続いているデザイン….ワークウェアに限らず、タウンウェアからジャージ、子供服、帽子、ソックスや小物やはてはペットの服まで、基本的には流行り廃りがなく(微妙にバリエーションは変化させてはいるが)
これを押さえておけば、まあ大きく外さないといった定番のデザインのウェアを見ることができました。


迷彩カラーです。

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淡い色どうしの組み合わせや、これ見よがしではなくひっそりと目立たないところに使われていたり
(それがかえって目につき、ワンポイントに)いや〜ホント根強いという感想を持ちました。中綿の詰まったジャケットを着込んでのシュミレーションですが、テーマは夏物……う〜んこんなことやっていると1年なんて、アッと言う間です、とのこと。まあ、私も似たものですが。で、早いもので3月に入りました。現在工場は夏物の制作のピークのようです。

 

そういえば、お隣中国の軍事費の予算が1兆人民元を超えたとか、円にすると17兆円!!だそうです。じゅう、じゅうなな兆円!!!!!当然米国、トランプ大統領も軍事費大幅増の方向ですね。ん?勘ぐると近年迷彩カラーが根強いのって、そういう方向に操作されている? 考えすぎであることを祈ります。

 

 

人生の投資第2ステージへ

人から見ればチャリ銭のような金額ですが、国内株を運用しております。投資歴は長いのですが、その大半の年数はほぼほったらかしです。始めたのは30年以上前、ネットはまだ一般には普及していなかった頃です。ボーナスを貯蓄し、その一部を国内株式に回しました。あまり学ぶこともせず投資という大海原にうって出ました。バブル期を含む素人の株ブームと一部被っている時期も経験しました。運がよかったのでしょう。そこそこの利益を享受しました。日本人大好き郵便局における定期預金の利率が、今からすると神がかっていた時代です。

 

ネットが世間に浸透してきた頃、突然やる気をなくし、利益は銀行の定期預金口座に放り込み、株式はそのまま塩漬けにし、そのまま長い休眠状態に。途中GOLFにハマり定期預金から一部引き出し、なにをトチ狂ったのかなんと地元奈良県のあるGOLF場の会員権を手に入れました。でも、メンバーになったことで世界が拡がりました。仲間もでき、仕事にも大いに役立ちました。ただ、やはり日本のGOLFはお金と時間がかかり過ぎです。今はもう自ら進んでプレイはしておりません。お仕事だけです。地元に帰ったら、会員権現金化したいですね。売れればですが。

 

戻します。投資の方ですが、、昨年福岡にも雪の降り積もった1月下旬突如閃くモノがあり、こっそり狙っていたある企業の株を最低限購入しました。業績と将来性を考慮しても、割安だと判断したのです。幸いにも的中し、以降地味ですがじゎっと上がり続け、昨年末には近年稀に見るいい決算を叩き出しました。私はベースとして実態のわかっている企業しか投資しません。この法人には、投資というよりも応援したい、という気持ちの方が強かったのが本音です。2016年始めに耳にしたトップの見解が素晴らしいものだったのです。


そして2017年、業界の代表者の年頭所感が発表されました。所有する株式のトップと同業他社の見解を読み比べました。ほとんどは、どれもこれも似たようなモノでした。
トランプ政権の様子見伺いと先行き不透明という言葉のオンパレードです。

 

“トランプ政権の指針?”いやいや、待ってください、確かにそうかもしれませんが…….そりゃ日本経済の一角をなすTYOTAやそれに匹敵する経済連のメンバーが属するほどの規模の企業ならわかりますよ、でも貴社の年商っていかほどなのですか?影響ないでしょう?それより足元固めではないですか?

 

“先行き不透明?” って、これまで先までずっ~とクリアに見通せたことありますか?一寸先は闇、なのではないですか。誰もアスクルの倉庫がああいう風になるとは予期できなかったのではないですか。隅から隅まで見渡せる戦場って、相手からもこちらは丸見えなのではないですか。見通しの悪い密林での戦いなら、それにひるまないゲリラ戦を身につけるしかないのではないですか?

ツッコミどころ満載です。(^^;

 

私が保有している企業のトップはさすがに違いました。趣旨は、景気云々に左右されず戦っていけるよう、ますます足元固めへの投資と株主さまへの還元及び社会への貢献を忘れない、とのことでした。全く奢ることもないし、景況のせいにしないその姿勢にいたく共感いたしました。
なにより“覚悟”を感じるのです。“覚悟”を。できたら買い増ししたいほどです。私が投資を始めた頃とは、文明開化のビフォアフターほど様相が異なります。今年を人生の投資第2ステージ元年として、ジワジワっと学んでいきます。

 

目的?85歳で逝かず、神様から余白の人生をいただいた際の軍資金造りです。(^^v

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衰退ゾーンに商機あり

24日金曜日から大阪府の外れにある実家に帰省しておりました。場所柄中途半端な田舎であり、クルマがないと買い物にもこと欠きます。80歳を超えたオヤジが、免許証を返納したのが2年前。以降日々の買い出しは、母が50ccのスクーターで賄っております。その母も75歳を超えました。いつまでもバイクで、というわけにはいきません。集落全体が似たような状況です。いわゆる‘買い物難民’です。深刻なる現況です。

 

幸い野菜類は、田舎ゆえ物々交換に近い形で近所より手に入ります。野菜以外の食料品とちょっとした日用品の入手が少々不便、というのが現実です。たまに帰省した折、母をクルマに乗せスーパーに買い出しに出かけます。もうバカバカと買い物かごに放り込みます。自炊をしている私から見て、少々割高かな、と思われる食料品もお構いなしです。この年代は、こと年金やら退職金に関しては比較的恵まれており、生活費、特に食費に関しては、そう節約するという思考は感じません。まあ、高齢ゆえ少食ということと、いまさら………ということもありますが。(^^; それよりやはり利便性第一ということでしょう。


かねてより、徒歩圏にてコンビニ、できればそういうお年寄りをターゲットに据えているセブンイレブンが出店してくれればいいなあ、マーケットはあるぞ~と密かに思っていたところ、なんとこの春にセブンイレブンが新規オープンするというではありませんか。(^^v すでに近郊では話題になっております。母もすでに早朝ウォーキング仲間との待ち合わせ&ゴール&その後の買物に利用するようです。(^^v

 

畑仕事の帰り、ゲートボールの帰り、老人会イベントの買い出し、秋祭りの買い出し、地蔵盆、まとめ買いの需要も多く、また前述した通り少々割高でも利便性最優先の地域です。都心部とは異なる地域密着マーケティングが遂行できると推測しています。来店できないお年寄りのための宅配も準備中とのことです。心配していたスタッフも問題なく集まったと聞きます。24時間営業は必要ありません。7:00(できれば、6:00)〜22:00でOKです。素人目に見ても需要は十分見込めます。客単価勝負でしょうか。次回帰省する際には、すでにオープンしていることでしょう。私も訪れ定点観測していきたいです。

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ラストシーンで妻より先に逝こうと決めました

たまに、洋、和を問わず古い映画を鑑賞します。

会話を運ぶ上で、既知であることが前提となる映画や名曲、名著作というものは多数存在します。マニアックなものは別にして、私が商談でお相手する年代のビジネスマンの場合、ポピュラーなものとしては、高倉健さんの映画やベートーベンの有名どころ、夏目漱石の著作といったところでしょうか。中でも比較的年配のクライアントと話す際は、映画、特に邦画ですと黒澤明監督の作品、小津安二郎監督作品といったところです。で、その小津安二郎監督作品、恥ずかしながら世界的名作とされる東京物語は鑑賞したことがありませんでした。いや、あります、かなり以前に鑑賞したことがあります。いわゆる名画座のような場所でした。ところが……覚えていません。寝ていました。(zzzzz) 暗い画面、展開のトロさ、登場人物はいちいち正座して挨拶するし、ここまで多分始まって15分くらいでしょうか。なんだこりゃ~の世界でした。そして、自ら暗転、周りの人の立ち上がる気配で目覚めました。


時の流れは、若造をすっかりオヤジに仕立て上げました。見た目だけではありません。あの時とは異なり、画面に引きづりこまれる自分がいました。

そうそうそうなんです、期待すればするほど人生ってうまくいかないのです。1シーン1シーンが胸に迫り、染み入りものがあります。何かが違う、あっそうだこれが、世界OZUたる有名なローアングル、う~ん独特です。もうレビューされまくっておりますので、このあたりにしますが、私が、何とも心揺れすぎて固まってしまったのは、ラストシーンです。うううあのラストシーン、語らずにこれほどの寂寥感を抱え込ませるって………耐えれない……残されることに。


妻より先に逝こうと心に決めました。
でも何度も書きますが、計画通りにいかないのが人生です。もし、順が逆になってしまった場合、人生は残酷です。でも生きなければならない。生きていくのです。小津安二郎監督作品のメッセージとは、コレではないだろうか、と私は解釈しております。

この寒さの向こうには、旅立ちの季節が控えています。旅立ち=別れ  どんな別れも見送る方がツライのは、今も昔も関係ないですね。

東京物語 ニューデジタルリマスター