だから私は映画館が好き⑤〜どこかで誰かがみていてくれる〜
公開は2014年 「5万回斬られた男」といわれる故福本清三さんが主演だ。
時代劇になくてはならない斬られ役の名脇役として50年間。。。
映画はもちろんだけど、TV時代劇全盛期の続きモノ番組にはほぼ
毎回出られているではないか。
でも主役としての作品はこれが最初で最後。
しかし、こうやって名前が知れ渡るまでは、いや有名になっても大部屋のひとり
として「代表作、なし」で通した福本さん。自らの美学を貫いたのだなあ。
でも、ひとり暮らしの自宅でのシーン、小津安二郎監督「東京物語」の
ラストシーンを思い出させて、オトコ(老齢)の哀愁が滲み出まくって
身につまされました。
なんせもう7年前の映画のため、主演の福本清三さん、松方弘樹さんが亡くなられている。
でも、作品の中では生き続けている。
今回は、とある劇場からの招待に当選、コロナ禍で1年半待たされたけど
少し前の見逃した作品を見ることができて良かった、良かった。^^v