貴女についていきたい
一歩先を行き過ぎて迷走したこと数しれず。サイト営業開設まで数日というタイトな条件にがんじがらめなり、オフィスに毛布を持ち込みなが頑張ったこともあるとか。今はゴロっと寝返りを打つがごとく部署が変わってしまったがその時の苦労をネタに営業成績をグングンあげている。お子さま2人のワーキングマザーOさんと半日仕事をご一緒した。
年商数千億企業のコアとなる、主に物流システムの立ち上げに関わったOさんの話を聞きたいが為に付き合いの度数が日に日に深まっていく顧客が多い。大手と異なり規模の小さな商社は、担当1人が営業、配達、集金にクレーム処理と1人何役もこなしている。働き方が問われる昨今、生産性の産まない長時間労働はご法度だ。コレまでインフラに関わる業者は、サービス残業なんて陽が東から昇るのと同じくらい当然だった。でも、企業のコンプライアンスが問われる時代、それでは監督署から目をつけられるし、何より求人に誰も応募してこないという事態に発展する。それでも大手はコストダウンを要求してくる、表だってではなく…。
『オタクができないなら、ヨソにまわす。』老獪に表立ってではなく、要求してくる。世襲制で大臣になったオッサンが働き方改革と声高々に叫んでも現実は違う。
Oさんが属する企業は、そんな悪循環を断ち切った。背水の陣で投資をし、ITを味方につけ生産性をあげた。お互い『三方よし』の関係になれるところだけと付き合うことができるように組み立てた。
そんな改革の中心で走り回っていたOさんにアドバイスを求める顧客があとを立たない。弱小はどこもシンドイ、賃上げもままならない。
『Oさん、コンサルできるね!』帰りの車中で声をかけた。
「よく言われますけど、まあ1年でしょうね~いや~そんなに持たないです! 私のアドバイスなんてもう古臭くて。正味期限は駆け足で迫ってきています、ウチのトップはすでに次の次を見ています』
う~ん、知りたい……Oさんについていこう…そのためには相手にしていただけるに値する働きマンにならなければ……イマイチの奴と付き合っている時間は無い。と言いつつ断れない惰性丸出しの飲み会が来週あります。こういう優柔不断さがダメなところだろう…な。TT