見ざる🙈言わざる🙊聞かざる🙉
年に1回、Hというお得意先との商談で気分が滅入る。
終えてそのビルを出るときは、もうグッタリ……世界中の不幸がドッシリと
両肩にのしかかり、背中と腰を圧迫、鉛のようになった足を引きずりながら
パーキングに向かう。目に映る世の中は全て灰色に見える。
とにかくその担当者H、
口をつく発言が全てネガティブ、超がいくつも連なるマイナス発言が連写される。
一応営業部隊のトップなので、部下を同席させるのだが、その若い方も話が進むに連れ
眉間にシワがよって来る。これでよく部下がついていくとおもう、ワタシならメンタル病むな。
そころが、今年は違った。
元々滑舌が滑らかな方ではないのにつけ、今年はマスクをしている。
内容が聞き取れるのは半分ほど、あとは。。。。推測で。(笑)
唇に動きも読めないし。
Hの話が9割残りがワタシ。ワタシもしゃべりは滑らかとは言い難い。
で、、マスク。
ひたすら聴くことに徹し、気がついたら終わっていた…
見ざる、言わざる、聞かざる、か。。。昔の人はいいこと言うなあ。
少しくらいのことには目をつぶり、聞こえないふりをして、口を挟まない。
普段の人との接触も
これくらいのディスタンスがお互いにとっていいのかもしれない。