『家族という病』でスッキリ。
わたくし個人的にはホッと肩の力が抜ける本でした。PTAの役員任期を満了したような安堵感とでもいいましょうか。1巻の読後感想が賛否両論が交雑したみたいです。それだけこの国のヒトたちの関心が高いという証明だとおもいます。興味がないと反応しませんから。
“幸せの押し売り” “模範的な家庭は国家が管理しやすい”
昨今でいうFaceBookにも根っこは通じると感じました。
私はFBも登録しておりますが、1年程前から眺めるだけです。繋がっている人たちもそう多くありません。まあ、連絡用に便利かな、とおもう程度です。
理由は、たまたま私と繋がっている方々がそうなのかもしれませんが、徐々に毎週家族写真の年賀状をみせられているようなモノと感じたからです。
仲間内が集ってごはん屋さんでの集合写真、8割がピースか手を八の字に広げたポーズです。BirthDay Partyでろうそくを消そうとする瞬間の子供さん。多頭飼いのワンコ同士がたまたまするポーズを撮ったもの。お金さえだせば誰でも食べるコトができる店のごはんだけの写真。
たまになら全くOK!なんです。オッ、元気にしているみたいだって思える程度がいいのではないでしょうか。わんこもにゃんこも大好きですから。ただこれを中毒にかかったように、これでもか~!とやられると.......“しあわせな私をみて”“こんなに楽しくやっています”なんか幸せの過剰演出みたいで、観ているほうがぐったりします。プライベートはできるだけ秘めていたい主義の私が変人なのでしょうか。
この本“家族命”のひとは確かに反感を覚えるでしょう。自分が強く信じ込んでいたモノが否定された(に近い?)のですから。著者を冷血人間だとおもうでしょう。誰もが呪縛されているとはおもいたくないでしょうから。
“家族に期待しない”
これからも期待するなら自分にします。血のつながりうんぬんではなく、コントロールできるのは自分だけなのですから。それとキョリ感。君主の交わり淡き水のごとし...家族も同じですね。個々の集まりなのですから。
アレ、コントロールにキョリ感? GOLFに似ていますね(^^;
もうひとつの秘伝(?)もラストに書かれていて、私はにんまりしました。
下重暁子さん、ありがとう!!!