場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。昨年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

絶望のその先へ 映画『パピヨン』

初めて観たのは中学1年生のときでした。

TV放映の『金曜ロードショー』(懐かしい!)のヘビーユーザーだった私が初めてアニメ、ヒーローモノ、怪獣モノ以外でスクリーンで観た映画がこの『パピヨン』です。
名作『大脱走』でスティーブ・マックィーンの男臭さに惹かれていた私は
新たに上映されるというこの作品の内容には目もくれず、ただマックィーンが主役だというだけで友達と映画館に駆けつけた記憶があります。
その結果、中学生にしては重いテーマと長い上映時間(2時間半)に耐えられず途中でおちたようです。まあ数分程度ですが。

 

カテゴリー的には『大脱走』と同類の脱走モノですが、全て実話であり“生&命”“自由”への渇望感をより強烈に濃く表現しているのは実話を元に製作されたこの『パピヨン』ではないでしょうか。

 

人間が生き抜くとはどういうことか。想像すら困難な絶望感での中での希望の持ち方、意志を貫く姿勢は彫刻刀で刻まれたように脳裏に印されています。
独房での生き地獄を物語る見た目の変貌が凄まじく、歯は欠けて抜け落ち、体中の肉が削られ、髪は翁のように真っ白、うつろな視線ではあるがその奥に見え隠れする強いまなざし、マックィーン鬼気迫る演技は昨今のデジタル演出を遥かに凌駕しています。

 

初鑑賞から40年、そうヘビロテしているわけではありませんが、何かに行き詰まっている時、泥沼から抜け出したいとおもうとき、とにかく現状を打破したいときにDVDにて鑑賞しております。


あらすじは 毎月40本鑑賞されるというMIHOさんのサイトから引用させていただきます。

   

映画『パピヨン』のあらすじを紹介します。

金庫破りで捕まった男(スティーヴ・マックイーン)は胸に彫られた蝶の刺青から「パピヨン(蝶)」と呼ばれていた。 彼は仲間に裏切られ、複数の罪を着せられた挙げ句に終身刑の判決を受けてしまう。それから祖国フランスを追放され南米ギアナの監獄で過酷な労働を強いられた。彼は脱獄を決意するが看守の買収、ボートや食料の資金が必要なため、債券偽造の罪で服役する”ドガ”(ダスティン・ホフマン)という男に目を付ける。しかしギアナに到着し監獄に放り込まれた二人は、看守の買収にも失敗し強制労働キャンプに送られる。そこでは過酷な労働と劣悪な環境により囚人たちが次々に死んでゆく。それでもパピヨンは看守に受ける虐待に耐えながらひたすら脱獄を繰り返し、捕まる度に恐怖がエスカレートする監獄での日々を繰り返してゆく。

 

長い年月が流れ、ようやく独房生活から解放されたパピヨンの髪は真っ白で、見るも無惨に老いてしまう。最後は悪魔島という島へ送還されるが、そこは手錠も足枷もない代わりに、断崖絶壁の下はサメが群がる激流に囲まれた孤島で、脱出は到底不可能だと思われた。同じ島に送られていたドガは祖国に帰る夢も失い、穏やかに日々を過ごしていた。しかしパピヨンはそこでも諦めず、ココナッツの実を海に投下し波の動きを調べ、特定の波に乗れば沖へ出られることを発見する。彼の脱獄にドガも一瞬心を動かされるがやはり心は折れてしまう。二人は涙で抱き合い無言の別れを告げ、真っ青な空の下、パピヨンは断崖からジャンプした。

*以上≪MIHOシネマ≫より引用

http://mihocinema.com/papillon-3481


40年以上前の古い映画なのでご存じない方も多いかとおもいますが、救いのない絶望感にさいなまれる時、自分だけこのまま暗闇がいつまでも続くのではと落ち込んでいる方はぜひ鑑賞をお奨めいたします。途中生き抜くためにゴキブリを食すシーンもありますが、生き抜くためなんです。生きて自由を勝ち取るため“食べる”のです。

“目指す時(コト)のしっぽ”は日常の小さな現象の中に潜んでいること、それをたぐり寄せ、掴み取るのは自らの行動以外はナイということを教えてくれた映画です。

 

 

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