場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

単身赴任で得られる財産

丸5年間お世話になった福岡に別れを告げる時がやってきました。1ヶ月後に本社のある大阪への異動が言い渡されました。私の勤め先では、だいたい営業系スタッフは在籍中1度は他地域への赴任を余儀なくされます。まあ中には例外的に何十年も同じ地で異動体験ナシいう社員もおりますが。それに比べると私は、東京、名古屋、福岡と異動は多い方です。これをOK!と見るか不服とするか、ここに本人の価値観、人生観の相違が現れます。私は….いい体験をさせてもらったと強く思っています。

今回は初の単身赴任でした。そこでこの5年間の単身生活で感じたナマの意見を記してみたいと思います。

 

メリット
⭐️とにかく自由な時間がたらふくあります。何かに没頭するにはこれ以上の環境はありません。
⭐️ビジネス&プライベート共に新たな人脈が構築できる。
⭐️視野が広がる。旅行で訪れた時の表情はあくまで表向き、居を構えて初めて当地の素の顔が見えてきます。
⭐️自宅にいる家族にとっては長期休暇時に(赴任地の住まいが)ちょっとした別荘になる。

 

デメリット
★ライフスタイルによっては、家庭が崩壊します。(双方の異性問題)
★自炊できないと肉体が蝕まれていきます。
★子供の成長期と被ると、その過程を見守ることができない。


あとデメリットとして、二重生活となるため経済的に損出が出ると世間では言われておりますが、ライフスタイルの違いでしょうか、私はそういう想いを抱いたことはありません、それは妻も同意見です。

3つめの★ですが、長女が大学〜社会人、次女が高校生〜大学生という間の5年でしたので悔いはそうありません。これが小学生〜高校生ぐらいの期間ならツライですが。

 

それよりも5年間分の単身赴任手当(月/5万円うち3万円貯金 年36万x5年=180万)
うち 100万ほどは本当に欲しいモノ&自宅への投資、その他体験という血肉に消費しました。でも80万ほどは手元に残る結果となりました。


未知だった土地(しかも実際に住んだ場所は博多駅前の一等地)に会社の経費で暮らすことができ、『いつでも戻っておいで…』と言ってくれる人たちと出逢えたこと、それが何よりの財産です。

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元祖、本家、オリジナル、そしてグレートサムシング。

村上春樹の新刊が発売だからといって本屋前の行列に加わる、なんて一切やる気がありません。でもこのギターマガジン6月号の発売時5月13日(土)には、紀伊国屋書店博多店に駆けつけました。音楽雑誌コーナーの棚を舐めるように眺めてみましたが、目的のソレはありません。まさか売り切れ!
いやそんなハズはない、まだ並べていないのだろう、なんだかんだと余計な詮索しながらもスタッフに尋ねたところ…「お調べ致しましたところ、確かに本日発売ですが、東京が本日発売で土日挟みます、ですのでこちらに届くのは……え~と16日(火)になります」改めて東京とそれ以外の地方の差を感じたました。今でもそんなことはあるのですね。離島ならいざ知らず。

というわけでなんだかんだ出張先の鹿児島にて、昨日ようやく手に入れました。ギター雑誌なんて何十年ぶりでしょうか。

 

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2017年 6月号  [雑誌]

Guitar magazine (ギター・マガジン) 2017年 6月号 [雑誌]

 

 

お目当の記事…というか、ほぼ1冊 追悼チャック・ベリー!!!

この丸い地球で誰もが耳にしたことのあるフレーズというとベートーベン「運命」「第9」その他キリがありませんが…極私的にはそれらに決してひけを取らないと強く思うのが「ジョニー・B・グッド」のあのイントロ♪です。私が最初に耳にしたのは小学生の頃だったでしょうか、CAROLのバージョンでした。すぐさまオリジナルバージョンを聞きたくなり、確かラジオ番組にリクエストしたのを覚えております。海底に沈んだプラスチックが永遠に消えることがないように、一度聞いたあの日から脳のひだにこびり続けております。

R&Rにおける超絶ワンパターンのイントロとして偉大な4小節♫の元ネタは、ホーンセクションのフレーズだといわれています。でも、オリジナルはオリジナルです。


私も営業企画の仕事をしておりますので、画期的な製品をプロデュースすることを夢見ています。ヤマト運輸の宅配便のシステムは吉野家から等、他業種の仕組みにヒントを見出す手段は、もやは手垢がついてしまっています。私も恥ずかしながら“おお、これはイケるかも!”と思いついたネタがこれまで何十件とありましたが、全て特許で抑えられていた経験があります。(今や特許局でクリック数回でチェックできるのは便利です。)

チャック・ベリーがあのリフを思いついたシーンをコミカルに描いたのが
不朽の名作 ’85年公開『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のこのシーンです。

 


Johnny B. Goode - Back to the Future (9/10) Movie CLIP (1985) HD

 

 

ラストの暴れるシーン、元ネタがわからないと…..意味わからないのですが。。。。(^^;
最後のセリフで納得(...but,your kids are gonna love it.)

 


ついこの間、競馬好きな方から持てる全知能をかけての予想が全くこないのに、風で飛ばされてきた新聞にメモ書きされていた3連単をヤケクソで購入したところ、なんとそれがドンピシャ!!!だったというヘタな脚本のドラマのような話を聞いたことがあります。(ただし生涯成績は、必ず負ける)

 

やり続けているからこそ“グレート・サムシング”がやってくるのかもしれません。

秘話“薩摩の忍び”

薩摩の男衆は寡黙です。最初はおしなべてつっけんどんです。ご一緒してもこちらが話題を提供し続けなければ、気まずい無言タイムが空間を支配し続けます。

昨日は鹿児島の比較的新しいお客さまと同行でした。これまではお互いの事務所で表面的なビジネスのやりとりだけでしたので、それぞれがどういう背景を持つのか手探りの状態でした。まあこういうもは慣れっこです、当たり障りのない話題から徐々に相手を引き出していきます。そんなこんなで最初はぎこちなかったオッサン二人も指宿に着くころには、プライベートの1/10ほどはさらけ出すレベルになっておりました。

 

そろそろかな……タイミングを推し量り薩摩男子への鉄板ネタである西郷どんを振りました。「実は、西郷さんの征韓論がよくわからなくて2年前の入院中に司馬遼太郎の『翔ぶが如く』を通読したのですがね……」たまたま2018年のNHK大河ドラマが「西郷(せご)どん」であることも幸いでした。

 

パンパンにせき止められたダムの水が一気に放水されたように、その方のマシンガントークが炸裂しました。もう私がリードする必要はありません。次から次へと怒涛のごとく溢れ出す西郷さんトークに聞き役に徹していた私が押し流されそうになりました。

 

そんな中で気になるネタがありました。“薩摩の忍び”の話です。

 

“薩摩の忍び”……存在したことは事実でしょうが、これまで全く聞いたことがありません。忍者となると一般的には伊賀と甲賀でしょう。“薩摩の忍び”でググってみましたが系統だった記事にはヒットしませんでした。

歴史の転換期に主役を張ったとも言える薩摩、その位置は日本列島の外れ、中央からみると明らかに僻地です。とてつもない高度なレベルと鉄壁の組織力を持つ諜報機関がなければ成し遂げられません。

翔ぶが如く』にもよく西郷さんが薩摩の地で猟に出かける場面が散りばめられていますが、その方によるとそれは猟を隠れ蓑にしたアジトへの監察とのことでした。どこへ監察?いわゆる“忍びの者”を養成する秘密基地とのことです。

その方が大の民俗学好きでした。「妖怪好きから、徐々にハマっていきました、河童についても色々調べたことがあります….」
話は尽きません、仕事のことも何処へやら。薩摩男子、火がつくと止まりません。しかし“薩摩の忍び”については、興味が湧いてきました。歴史の表には現れない隠された逸話がまだまだ薩摩には埋もれていそうです。この地の人々の性質としてワザと表には出さないようにしている、そんな気がしてなりません。

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この時期の南九州といえば...カツオです。↑税込210円

鍛えられた体幹は夜の活動にこそ真価を発揮する(たぶん)

このところ体幹ブームなのはわかっていました。この4,5年ヨガとセットでメディアに露出しまくりです。今回我が身を振り返りもっと体幹を鍛え直さねばと痛感いたしました。

 

きっかけは先日、連休前のお仕事GOLFです。そう119という没落スコアを叩いてしまったことです。実はチョコっと引きずっております。かってオフィシャルHC13とまあ、ソコソコまでいったことがあるだけに練習しなくとも100チョイでのラウンドは可能、ついていれば100切りもOKと接待GOLFにはもってこいのレベルだと自負しておりました。そこで業界内でこっそり“練習しなくともアンダー100の会”を立ち上げ、世話役に就いておりました。(これこそ何もしない幹事)ところがあのザマです。

 

鹿児島出張にて、お付き合いの酒席にて中堅実力営業マンのRくんに聞いてみました。Rくんは34歳、学生時代はテニスにて北海道ベスト8までいった実力者です。仕事柄GOLFを始めたとのこと、話題も芝刈り、そして私の大叩きの件におよびました。

体幹使えてなかったのでしょうね、俗にいう手打ちになっていたのだと思います…..”
一言で解説してもらいました。
“いや〜よく言われるのです、テニス僕の場合は右利きですが、使うのは右手ばかりでカラダのバランスおかしくならないかってよく経験のないヒトから聞かれます”“確かに右手の方が多少太くなったりしますが、イメージでは、手はラケットを持っているだけです。ボールはカラダで打っているのです、手で打つとボールが伸びません、野球、サッカーまあスポーツ全てそうですよ”

 

そういえば、その通りです。(手打ちの)力無いへなちょこボールで途中失速、グリーンに届かずバンカーに撃沈…焦ってバンカーtoバンカー。スイング自体はカラダに入っているので100切り程度なら体幹鍛えるだけで手が届くかもしれません。

心地よく焼酎が廻ったRくん、さらに饒舌になり少し下ネタも披露してくれました。

“実は、体幹鍛えると……その…夜の方も、まあSEXも”
 え?
“小手先ではなくて体幹で、その……人類の祖先は魚ですよね、魚が泳ぐ動き、アレですよ”
“で、魚が進化して両生類、爬虫類 あの動きです、ワニとか、あと絶倫で有名なトド….”

なるほど、わかったような….(^^;

何よりもRくん昨今珍しく(34歳で)子供さんが4人おられるということで、何よりも証明になるのではないでしょうか。ちなみに彼の奥さん、同じテニス部の後輩でこちらは道内大会準優勝の実力者とのことです。^^;
夜の方は置いといて、姿勢よく保つためにも私も体幹鍛えます。(^^;v

 

内臓とこころ (河出文庫)

内臓とこころ (河出文庫)

 

 そういえば、ぶっ飛び思想の三木成夫さんの著書に人類の進化のこと詳しかったこと

思い出しました。

“正直、結婚という形式を取らなくてもいいのでは..”とアドバイスしました

 

仏大統領選は予想どおりマクロン氏が勝利しました。でも、現実は厳しいですね茨の道でしょう、ルペン氏の支持者が1000万人もいるという事実は覆りません。それだけ現状への不満が蠢いているということです。‘政治手腕を見守る’という手垢の付きまくった言葉では対応できないレベルにまで来ているのは周知の事実です。

 

それよりも、私の職場では少々下衆ではありますが、24歳年上の奥様のことの方が話題としては盛り上がっていました。

絶妙のタイミングというべきなのかどうなのか、この連休に奈良県の自宅に帰省した際、後輩から結婚のことで相談されました。

 

結婚といっても、後輩は40代後半です。‘え、…’とおもってしまったは面に出さず、ひと通り話を聞きました。‘うう、そのパターンは…’思わず声に出てしまいそうでしたが、なんとか封殺しました。15年前、私が名古屋勤務時代に逝かれたお得先の大先輩のことを思い出したからです。


他人との生活そのものがストレスになったのでは…

そのお得先の大先輩、Nさんは48歳の時に結婚されました。お相手はひと回り年下の方で、お互い初婚です。なんでも知人の経営するレストランで知り合ったとか。交際期間1年で入籍されました。Nさん、マージャンが好きかつ強くもあったので独身時代の週末の帰宅は午前さまという生活でした。ところが人間変わるものです。結婚されるや否や定時退社の鬼と化しました。“Nさん、とうとう長く侘しかった一人飯からの卒業だな”周囲からは冷やかしの声が絶えなかったのを覚えています。

おかしいな、と誰もが感づいたのはそれから2年後ぐらいでしょうか。Nさん、体調がすぐれないとかで会社を休みがちになったのです。周囲から諭されるようにしてやっと病院に足を運び、そのまま検査入院となりました。1週間後なんとか戻られ出社されたNさんをみて、言葉が出ませんでした。どちらかというとラグビー部出身といっても通じるようなガタイのよさと強面で通っていたNさんが、今や発育の悪いもやしのようにニョロとされていました。肌が透き通るように白くなり、尻&太ももの肉が鋭利なナイフで削がれたような独特の痩せ方。私もこれまでの人生で何度か見たことがある痩せ方です、その病、ガンです。現在なら一命をとりとめているかもしれません、しかし15年前です。

残念ながら1年あまりでNさんは逝かれました。享年51歳。末期だったのです。

Nさんの葬儀は実に不思議な式でした。訪れる人も少なく自社の幹部が本社から数人、と奥さんのみ。私が違和感を持ったのは、その奥さんの不自然さです。

約3年の結婚生活だったとはいえ、縁が巡って夫婦になったのです。悲しみに打ちひしがれるのが残された方ではないでしょうか。しかし奥さんは涙すら見せることもなく、淡々かつテキパキと式の遂行に従事されていたのです。まるで与えられた業務の一環のように。


以下あくまでかってな想像の範疇です。因果関係は全くわかりません。


Nさん
20年以上の独身生活で染み込んだ日常生活のルーティンが結婚によって崩れ、自分の知らないところでストレスが萌芽していた。それに気づかず(または気づいてはいたが、押し殺していた)やっとつかんだ幸せを手放したくない、切なるおもいとのギャップがかえってサイレントキラーを増殖させていた。

逆に奥さんは
少々ガサツなところのあるNさんとの暮らしの中で、夢に描いていた結婚生活との落差をおぼえるようになり、時間の経過と共にNさんへの想いは冷めていった。機嫌を取ろうとするNさんの態度にさらにイラつく。一度嫌な部分を見てしまうとその部分だけがズームアップして見えてしまう。

 


後輩には、Nさんの話をした上で次のように言いました
“あのーオマエ、今さら他人と暮らせるのか?長年誰も見ていない部屋では好き放題してきただろ?
飯の食い方、箸の使い方、食後の爪楊枝の使い方 …相手もそう若くないから、これまで築いてきた聖域があるし、崩されたくないモノは絶対持っている、そんなすぐに結婚という形を取らなくともいいのでは…….お試しという方法もあるから……”

 

年齢と共に寛容になる領域が増していきますが、その反面譲れないアイデンテティもぶら下がり続けているのが人間だと思います。大体、私ごときに相談してくる時点で迷いが生じているのだと推測できます。これはコトバにしませんでしたが…^^;

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得るものと失うモノ

私以外が、全て社長さんというGOLFコンペに参加するハメになってしまいました。(~~;何もこんな連休の絡んだ日に、との私のおもいも社命という不可抗力に黙殺されました。要はGOLFをしない(できない?)幹部の代理要員です。コレ、恐ろしいのです。この玉打ちゲーム…実に摩訶不思議な部分を持ち合わせております。よく言われることですが、プレイヤー本人の人間性が物の見事に反映されます。それゆえでしょうか、ハマる人は底なしにハマります。その懸命ぶりに自身の会社が傾いた経営者も何名か、私は存じております。(この手の話は1457年スコットランドにてのジェームズ国王によるゴルフ禁止令以降枚挙にいとまがありません。この瞬間にも世界のどこかで……)

 

 

かくいう私も15年ほど前は、とち狂った経験があります。時間とお金を全てこのゲームに捧げました。たまたまうまくいった投資で得た資金を投入、地元奈良県の某GOLF場の会員権を150万で購入メンバーになり競技に没頭しました。甲斐あってなんとか当時のAクラスの末席を汚すまでになった経緯があります。それまでマナー、エチケット、ルールーの解釈がなってないと先輩諸氏から叱咤されること数えきれず。でも、今回結果的にそれが活きました。


今回のスコアは…..なんと119!!!…もう全く練習しなくなったとはいえこんな酷いスコアは経験ありません。バンカーに埋まっていたいスコアです。特に昨年の9月は余裕で100を切っていただけに、同伴者の他3人に迷惑をおかけしたかな〜と自戒の念と情けなさで心が萎れました。


ところが、です。ご一緒させていただいた3人の中の一人も経営者の方から、近いうち訪ねてくるようにと、ラウンド途中にコソッと言われました。ちょっとした案件があるとのことです。取引はあるのですが、いまいちパイプが細い顧客です。企業としての内容は申し分ありません。ひょっとして気に入られたのか?私の何が良かったのか定かではありません。ただ一つ「Play Fast」で臨んだだけです。

今後どうなるかはわかりませんが、まあ連休明けにも伺ってみるつもりです。


でも、喜んでばかりではありません。「実はウチもメンバー限定でコンペやっています、招待しますので、ぜひ参加してください」ううううう〜時間がもったいない(←本音)もうGOLF断捨離の真っ只中なのに…。(TT)

世の中いいことばかりでは、ありません。

 

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この広いフェアウェイになぜ打てないのか? 右がOBです。