場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

婚活女子に聞かれました...

「結婚ってなんなんでしょう?」 アラサー婚活中(と本人が言っていた)のSさんがボソと漏らしました。

Sさんはお得意先の商社の腕きき女性営業ウーマンです。ウチが〆切日の多忙日にもかかわらず平気で遊びに来る図太いメンタルの持ち主です。11月の締め切り日(業界の〆切営業日は20日が圧倒的に多い)も終りかけの金曜日夕方です。バタバタだった1日もようやく終わりが見え、週末とのこともあってなんとなくほっとした空気が漂っています。スタッフのNさんが家の用事を全くしないご主人のことを話し終えてのことでした。本社から送信されてきた見たくもない当月の実績に対するダメだしを確認しながら

 

すかさず私は答えました。

『結婚ですか?う~ん価値観のchange the world !!!!でしょう!!…….』 

 

地方にもこのSさんのような女性の営業ウーマンが増えてきた背景には、コンビニの普及があります。顧客先へ向かうのに公共交通機関を使える都心と異なり地方での移動の大部分はクルマに頼るざるを得ません。外回り担当も人間です。どうしても避けられない生理的要求を満たさねばなりません。田舎ではまだコンビニが見かけられなかった遥か昔私が社会人1年生だった当時、営業担当の用を足す場所は駅または公園の公衆トイレ、パチンコ屋さん、ガソリンスタンドのトイレ等でした。これがまたそう都合よく見つけることができず苦労したこと数知れず。それに引き換え昨今は、よほどの過疎地域でもない限りクルマにて10分も走れば、自然と見慣れた看板が目に飛び込んでくるのではないでしょうか。

 

そんな中でもSさんは、こだわりを持たれています。散歩途中の犬によるマーキングのごとく、用を足すコンビニを厳格に決められているようです。その基準とは、男性用と女性用が完全に分かれているのが揺るがない条件とのことです。
Sさんによると、特に午後の時間2分以上個室にこもっている男性は必ず‘大’の方とのことらしいです。男性の‘大’後の個室で用を足さなければならないことほど、Sさんにとって屈辱的なことはないようです。具合が悪くなっても脂汗をタラタラ流してでも、自分の領域まで我慢しますとのことです。果たしてそれが王子さまのようなイケメンくんでもそうなのですか、とのツッコミはしませんでした。

確かに非常識なほど汚している場合は例外として、同じ種の同じ行為なのですから少し我慢すれば、と思うのですが彼女にとっては許せないのでしょう。そのくせ実家にて飼われているミニチュアダックスフントのジミとのお散歩時はしっかりとフンも拾って近所に迷惑をかけないようにしているとのこと、確かジミってオスって聞いていますが。

 

私はハッキリ言いました「結婚って、同じ屋根の下で共に生活を営むのです、まさかトイレを分けるのではないでよね」
『それ、イメージできないです……』
「だから、ゴロンと音を立てて転がるほどの意識改革、世界観の変革が…」と言いかけて口を閉ざしてしまいました。そういうのは、意識して改革することではないです。理屈ではないのです。

 

結論として、Sさんはまだ本気で好きになった男性がいない、現れていないということなのではないかと確信しました。Sさん、寸暇も惜しんで一緒にいたいと思わせる男性との出会いを心から応援していますね。

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