喰わず嫌いの罪~あいみょん 編~1
2016年ごろからその人を舐めたようなひらがな5文字を目にするようにはなっていた。が、名前があいみょん、てっきりきゃりーぱみゅぱみゅみたいなモノだと思い込み歩みよる気持ちも起こらずしたがって音源も聞かず、それっきりになっていた。加えてその頃は事務所からの指示なのか、ちょっと妙なメイク(オッサンからみればだが)をしており、ビジュアル面でも引き気味だった。
よって喰ってはいな.....い。喰えばよかった.........TT
仕事での移動はほとんどがクルマだが,以前のようにFMを流すことも減っていた。だから数十年前のある日ように偶然FMから流れてきたデビューしたてのMISIAの歌声にぶっ飛び、急ブレーキを踏んで後続車から狂ったようにクラクションを浴びたり,宇多田ヒカルのautomaticに感電したことが昨今全くない。ラジオからの音の情報♫これを取ろうという気持ちも失せていた。車内ではもっぱら棚からひと摑みのJAZZ,
R&B,メタル、そしてたまにはクラッシックで耳を満たしていた。十分だった。自分好みの安全パイで満たしていた。
J-POPという畑も新しい風がないこともないが、どこか既視感の影をひきづっているミュージシャンばかりにおもえた。
年末年始にyoutobeを徘徊していて偶然チェックしたのがコレだ
あいみょん – マリーゴールド【AIMYON BUDOKAN -1995-】
誰コレ?
はあ、あいみょん !!!!!
こ、こ、こんなにカッコよかったのか!!!!!!! 大観衆で埋まる武道館に女子がギター一本と自分の声だけで勝負に挑む。円形ステージ、360度観衆にスキはみせられない。全てさらけだす。
登場、上から降ってくる雷雨のような声援に手を上げ答える、ブラウンサンバーストカラーのgibsonJ45を構える。電源オフのままの状態でアルペジオにて爪弾き感触をチェックする。で、流れるようにフットペダルをオン、このとき先程奏でた音色の残音がシャ~ンと静寂に響く。相撲の立合いのように間をはかる。息を飲む観衆。まばたきも忘れているのが伝わってくる。ジャ~ン~~弦が気持ちよく揺れ振動はボディを響かせる。画面を見ているだけだがそのワンストロークだけで鳥肌が立ち、胸に厚いモノがこみ上げてきた。なんで?歌声が胸に迫る…この声、涙腺が緩む.....こころのひだを優しく撫ぜる。
2018年の紅白を観ていれば、もう1年早く彼女を知り、現在のツアーに足を運んできたのは確実だ。(チケ取れればの話だが)だがここんとこ紅白なんざまともに観てないからな。それから狂ったようにyoutobeをサーフィンした。で、2ndフルアルバム「瞬間的シックスセンス」購入
LIVEの場に身をおきたい病を発生している。もっと早くもっと早くに気がついていれば、ちっちゃいライヴハウスで見ることができたんだ。徐々に大人になっていく、つまり角が取れていくだろう、人間だから。今のあいみょん 、なんとしても観てみたい。
(これ続けます)