場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

一人で楽しむ術を知らないと

 

病室の入り口からベッドで横たわる義父が目に入りました。両手にボクシングのグローブのようなモノをつけられています。後から聞いた話によると点滴の注射針を勝手に抜かないための処置だそうです。 ふうう、しかしアレですね、こういう姿になろうとは。おまけに認知症も若干進んだみたいです。世話してくれる看護師さんに暴言、少し手が出ることも。暴言の中身も要は全て人のせいにしているのです。人としての尊厳も何もないと感じました。手のつけられたグローブは、看護師さんにとっては防具の意味もあるようです。自分にはとても看護師という仕事はできないな、とおもいました。感謝しかありません。

85歳、軽い認知症、自転車でフラフラ出かけひっくり返って救急車で運ばれました。自転車はどこに乗り捨ててきたのか記憶はないそうです。

感じたこ
①外趣味とインドア趣味を持たないとダメ
  義父は、寺社仏閣巡りが趣味であちこちと出かけておりましたが、インドアの趣味がありません。
  外趣味関係の本を少し眺める程度です。図書館に通ってそのあたりを深掘りするような楽しみ&囲碁
  将棋、絵画、そういう嗜好があればまだよかったのですが、残念ながらそうではありません。

②他の人と交流する
  寺社仏閣巡りもサークル等に入ることもなく、たんたんと単独行動です。「人に気を使うのがイヤ」
  この思考は我儘への布石です。
③放浪癖が出る
  認知症と判断されても外を歩きまわっていた時の習性で家でジッとしていられない。


この年齢で骨折です。リハビリ用病院に転院しましたが車椅子になるかもしれません。イライラして暴言がエスカレートするかもです。


最近、身内、知り合いの関係なく子供を見つめる視線が熱くなっているのを自覚しています。通勤途中の車の中から、並んで通学する小学生を見かけると見守っていたい衝動に駆られます。無邪気な小学生時代が恋しいです。野球しか頭になかったです。

この心理は、老いゆくモノに将来の自分を投影し、その結果としてくる恐怖からの逃れるための心理だそうです。とにかく大事なのは今を全力で生き抜くことです。

f:id:kirinup:20170614082139j:plain