孤独×自由×つながり≒オートバイ
特別お題「青春の一冊」 with P+D MAGAZINE
♪ブレーキランプ~~5回点滅♪ ア・イ・シ・テ・ルのサイン♪
カーステからこぼれる美和ちゃん節
はあ?未来予想図Ⅱって まんまオレのことやん....
初めてこの曲を耳にしたとき、そうおもいました。
残念ながら、歌詞の続きのように彼女とルーフから星を見るているのではなく、
カローラバンで京浜蒲田の工場地帯を配達に廻っているときです。
高校時代からいわゆるハードROCKにハマり、FMから流れる音を
そのままカセットレコーダーに録音して聞きまくっておりました。
月のこずかいが3000円、LPレコードが確か2500円でした。
その手の音楽とセットなのが.....バイクです。
ROCKとバイクは、自由と反抗の象徴...今どきこのフレーズを見聞きすると
かなり気恥ずかしいですが、そういう時代でした。
好みはHARD ROCKでしたが、
♪盗んだバイクで走り出す~
そこまでファンキーっでないおとなしい高校生で、
オートバイのカタログばかりながめていました。
結局免許を取ったのは、大学に入ってからです。
あるとき
表紙にひかれて手に取ったのが
片岡義男の小説
どストレートにこころのツボを揺らした
一冊は『時には星の下で眠る』でした。
この小説に感化され
バイトでお金貯めてはあちこち旅しました。
限定解除したのが卒業して23歳のときだったでしょうか。
無茶な走りもしました。
よく五体満足で生きていた。
感謝です。
ヒトは
自由を求めつつ孤独もはツライ。つながりが欲しい。
これらをすべて体験できるのがオートバイ。
自由 孤独 仲間とのつながり、むきだしのエンジンと一体化することの快感が
すべて詰め込まれたこの物語。
私にとって青春小説の金字塔です。