場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

だいたい救急車呼ぶからいけないのです。*センシティブな記述あり*

「救急車呼ぶからダメなんですよ…」白髪混じりの髪が後退したため強調されたデコは昨夏の名残日焼けがシミ化している。同窓会のBBQで大酒くらい草むらで寝てしまったそうだ。片付けが終わる頃目覚めると全身蚊に噛まれまくっていたらしい。

 

「だからですね、下手にみんな救急車呼ぶからダメなんですよ」

〝じゃ、どうするんですか?自力で病院まで這っていくのですか?〟

「そんな気力も体力もないでしょう、そのまま逝くのですよ」

〝いく? 死ぬってこと?〟

「そうです、もうそこまできているということはダメなんですよ、だから自然の刹那で

滅びるのです、なにも余計なことをせず。下手に救急車呼んでその時は助かっても、それから入院、場合によっては後遺症残るでしょう。よく街角でも見かけるではないですか、片足引きずるように歩いている人、それと車椅子の人、私は自分の足で歩き、食事をし、ウンコを垂れ、生きていきたいです、それができない時は、もういいですよ、そこまでして生きたくない、救急車🚑も呼ばず、そのまま逝きます。病状によってはのたうち回るほど苦しいでしょう、そりゃ病によっては死ぬほど苦しいでしょう、当たり前です!!死に向かっているのですから、悪性病巣が身を切り刻んでいるのですから,激痛で意識飛んでそのまま逝くのもいいでしょう….」

 

前回の記事のRさんと仕事をしたことがある同業のM氏と話し込んでいたことの時だ。話の核がいつの間にか死に方ということになってしまったとき、彼は上記のように主張した。

 

まあ40代半ばで独身万年係長その酒癖の悪さは周囲も承知の通りだ。(年齢とともに幾分穏やかになってきたようだが)それ故仕事上のやらかし話は枚挙にいとまがない。ただハマるととんでもなく大きな案件を取ってくる、プラス新規開拓にも独特の嗅覚を持っており、会社の方もそう無下にできないとの噂だ。私は仕事以外のよもやまに関して彼独徳の持論展開が好きでよく話したりしている。

 

 

「ジタバタし過ぎなんですよ!!! そうなったのも自業自得、誰も彼も往生際が悪すぎる、私は定年になったら毎日浴びるほど酒飲んで肝臓をズタボロにしてそのまま逝くのも人生だと思っています。好きなように生きて好きなように苦しんで逝きます。どうせ家族はいないも同然なんで。まあ多少後片付けなんかで周りに迷惑かけますが。墓なんかいりません、死んでしまったら関係ないので」

 

少し乱暴だが別に人の道に反していないのではないだろうか。大体医療なんて高貴な方々しか受けられない時代、具合が悪ければもう覚悟するしかなかったのだから。

 

ただ、面白いものでこういう人に限ってとんでもなく長寿だったりするのが関の山なのかもしれない。

神さまは案外気まぐれなのだ。