場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

金の活力とは。

なるほど、金の活力か………そういえばと頭に浮かぶ身近な経営者を思い浮かべてみる。う~ん、やはりその通りだ。例えばN社。ある意味ちょっとエグいほどの商いを実行し、とにかく社内留保を積み上げる、ただ自社の懐に寝かしておくだけではない。ここからがN社の真骨頂、そのタマをを練りに練った事業のために投資する。その事業、それがまたオリジナル、業界初ということがほとんどである。他のトップなら尻込みするほどのこともバ~ンと決断する。結局誰も足を踏み出したことのない地への投資なのでライバルがいない。その分自ら切り開いていく胆力が求められるがそこは優秀な取り巻きが開墾していく。私欲はない、とか。トップが派閥だのイエスマンが大嫌い、そういう匂いを感じたら即自浄力が働く。(ここが他がマネできないところ)もちろん全てがうまく運ぶことはないのが世の常。アブないこともあったとも聞く。だがそれを踏み台にして教訓として仕切り直す。(このシステムもオリジナルらしい)しくじった分ノウハウがあるので同じ轍は踏むことなく新しい景色を見る。

 

結果、上手くいった分の一部をエグい商いで搾取(?)されたウチのような弱小軍団に分け与えてくれるのだ、1,5~時には2倍にして。こりゃ上納金差し出しますって。^^; また自ら掘ったフロンティアで得た利益の一部を社会貢献に回している。とにかくカネを廻す、旅をさせる。雪だるまのごとく玉が大きくなっていく、成長する過程には目には見えない「徳」にうっすらと覆われているのかもしれない。

 

 かたやH社。搾り出すだけ搾り取る、投資も石橋を叩きすぎて石橋を破壊してしまうほど慎重を期す。そのため未来がすでに過ぎ去り、投資の機会はN社のような決断力の早いところにやられてしまう。乏しいスピード感、加えて人の情を汲み取る能力の欠如。よってオーナーの資産をいかに目減りさせないかというセコい思考でいっぱいいっぱい、となる。数字が伴わないのは全て社員のせい。金は守られているが、増殖していこうといった活力が育つはずがない。一箇所にとどまる水のように減りはせずとも澱んでいくだけ。

 

わかっていてもリスクを取れず、守りに入ってしまうのがヒトの性、N社トップの精神的支柱の根源を知りたい、メンターは誰か、どういう本を読んでいるのか。

 

まずはマネしてみることから始めてみよう、この春微々たるモノだが少しのタマを旅に出してみるか…そして「徳」これが問題なのだが。しかしこういう追求って楽しい。

 

カネも筋肉と同じで使わないと活力が衰えるのだ。