場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

「隠れ資産」を換金せよ。

ほ~なるほど!  やはりそうか。この記事を見たとき、なんとなく感じていたことがカタチになった気がしました。仕事がらたまに目を通すのが日刊工業新聞です。オフィスの雑談コーナーに置いてある2月6日付けの紙面をめくっていた時のことです。

『メルカリ、シニア開拓急ぐ』の見出しが目に飛び込んできました。サブには『自宅に眠る「隠れ資産」を市場に』〝尖った広告でアピール〟とも。

 

 

もう手に入れてしまったので、この1年はのぞきにいくことは全くありませんが、2年ほど前フルアコと呼ばれるカテゴリーのエレキギターが欲しくてよく中古楽器ヤフオクのサイトを物色していました。フルアコとは主にJAZZ等で使用されるよりアコーステックギターに近いエレキギターのことです。製作に手間がかかることが多いので、ソリッドギター🎸よりも価格は高めです。リアルショップやネットサーフィンで目の保養をしていながら、(このときが最も楽しい!!^^)特にヤフオクで気がついたのが、価格提示が40~50万の有名ブランドやオーダーメイドされたと思えるようなギターの出品です。多分定価だと100万オーバーでしょう。

 

サイトにはターゲットのフルアコ以外でもBassやアコギで30万~60万越えの楽器が少なくありません。画像のみの判断ですが、状態もA級もしくはそれに近いモノがほとんです。私の予算は頑張っても10万円がいいとこです。素人出品の場合例えば30万のモノを手に入れてもメンテに5万はかけたいので…となるととても手が出ません。いいなあ……眺めているだけの日々が続きました。(そんな時間があるなら、練習しろ!!)

ギターの神様の囁きにも耳を貸さず。

 

そのうちコレって、どういう人が出品しているのだろうか、いろいろ妄想&写真からプロファイリングしてみました。(これは、これで楽しい)その時、頭に描いたのは定年退職された元上司たち数名です。いい時代にリーマン生活を謳歌された方々です。

 

潤沢な退職金の一部と言いながら、名画を眺めるたびに旅立たれた方、自宅を大幅にリフォームされた方、リゾートホテルやGOLFの会員権を購入された方、私のよく知る方は憧れていたボルボを購入されました。みなさん団塊の世代前後の方々です。

 

これだろうな…………これらの楽器を手放されている方々は、そういう方々なんだろうと腹落ちしました。若い頃とても手が出なかった逸品、せめて頑張った自分のご褒美にと手に入れられたのでしょう。団塊の世代と呼ばれる方々も70歳に突入したのでしょうか。いくら長寿社会だといえ、いつ何時どうなるかかもしれません。嗜好品というものは恐ろしいもので、本人がこよなく愛したビンテージギターでもあろうが価値観が異なればただのガラクタです。本人がいなくなった後、粗大ゴミ回収の日に出されたモノなら、死に切れません。まだ価値観がわかるうちの市場に出して現金化する、なるほどな、わかります。

 

以下日刊工業新聞 2019年2月6日号より引用します。

 

『~家庭で1年以上使われていない物品を隠れ資産と呼び、現在1世帯当たり約70万円の資産が眠っているという。「隠れ資産を持つ人はシニア層が多い。メルカリで隠れ資産を売って得たお金を使って孫にプレゼントする、といった利用もできることを知ってもらいたい」』

 

約1年ほどネット上&リアル店舗を漂流した結果、昨年9月に私が手に入れたのは5万円のIbanezの中古品です、made in korea  ですが、十分です。年が明けてレッスンを受けている師匠に目の前でそのギターで演奏してもらいました。おおおお、音が♬、音が全く違う、私と。楽器ではなくウデ💪だということを思い知らされました。欲しがる前にウデを磨きます。