場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

大金持ちのその先に

 

とある検査で総合病院に出向いた。最近立て直したばかりの院内は外光をたっぷりと取り入れ開放感を演出、これだけでもずいぶんと気持ちが軽くなリます。待合室も小洒落ており、ちょっとしたカフェも併設されており、弱い冬の陽がまだ若い観葉植物に注いでいます。

 

そこに来ること自体が日課になっているような70歳前後の夫人3人組が,すぐ近くに陣取りました。「会計、早くなったな」「たまに遅い時もあるけどな」聞き耳を立てなくともその声は耳に飛び込んできます。声だけ聞いていると独りで演じている落語を聞いているような気分になる程声質は似通っています。年齢と共にそうなるのでしょうか。

 

世代的に平均よりは余裕にある暮らしぶりとみてとれます。そのうちの一人が今あるお金を使い切って逝きたいというようなネタを降り出しました。おかげで読んでいた小説の文字を追うだけで内容がイマイチ頭に沁みません。そういえば母もそういう話を茶飲み友達としています。落ち着く先は毎回決まって、そう上手くいかないのが世の常、このひとことです。まあこの三人連れも似たりよったりだろうと先読みしていたところ..

 

「まあ~おかげ様で⚪️⚪️(事業といったような….)が上手くいったので父も最後の時は、満足そうだったけど、意識が遠のく間際に姉と聞いたのよ、『お父さん、ありがとう、頑張ったね、いい人生やったね、何かね、あの……..最後にね、言いたいことある?』と、そしたらさ、こうよ,蚊の鳴くような声だったけど、こう『大金持ちになりたかった……』と、しかしね、大金持ちになって何がしたかったのやろ?まあまあ家族で旅行もさせてもらったし、大金持ちではなかったけど、小金持ちくらいにはなれたと思うけど、私はもう十分だったけど。今でも姉とそういう話するのよ、何をしたかったのでしょうね、父は。あまり使い道知らなかったとおもいます」

 

しかし、人の欲って無尽蔵ですね。それで奮い立つならいいのですが。

 

私ならジャンル関係なく世界中の音楽フェス♬を訪ねる旅をしてみたい、ホテルはエコノミーで十分、いや、玄米食べたいから自炊できるところがいいな。仕事はします、半年懸命に働き、半年旅に。

こういうの考え出すと小説よりも楽しくなります。よりイメージしよう、で、こうなるための仕組みを構築したい、うん、楽しくなってきました。

 

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