考察 大阪富田林署逃亡犯
大阪富田林署逃亡犯「樋田淳也容疑者」の長い(?)逃亡劇もようやく終焉を迎えました。山口県周南市で食料品を万引きしたとして9月29日午後6時半頃指紋が一致し現行犯逮捕、近隣の方々の新たな犯罪の恐怖に怯えた日々もようやく終止符が打たれました。
お盆前の出来事でしたがどこへ逃げたのだの、有力情報には200万円の懸賞金だの、特に関西方面では警察の失態に関する批判等も含め連日話題に上がらない日はなかったほどです。
立派な犯罪に違いないのですが、個人的に学べる&気づいた&再認識した思いがあるので記してみます。
生き抜く上での戦略に使えそうなので。
✴️五感を働かせ心の声に耳を澄まし時流を読む
この富田林署、実はこの春に署長が交代したばかりとか。担当が交代した直後ライバル社にヤラレる、
エリア営業ではよくあることです。プロレスのタッグマッチでパートーナーとの交代時も然りです。
✴️行動力・自分の得意技で攻める
どこかに書いてあったが、この樋田、脚力がハンパないらしい。そこで自転車です。それとバイクを使った窃盗。なぜか監視カメラに移りつつも捕まらない。
✴️転換力
空家や廃墟に身を隠しながら夜間に移動という孤独な逃亡犯のイメージを見事に覆し、自転車で日本一周のツーリストを装っての行動、って役者です。嫌われ者のネズミをミッキーマウスという世界共通の愛されキャラに変身させたディズニーを彷彿させます。
✴️逆を突く
日焼けした顔をほころばせ「日本一周出会い旅」のボードを掲げSNSの写真に応じる。ひたすら身を 隠し続ける逃亡犯のイメージで追っているであろうお上の意表をついた大胆な行動。
いずれにしても根底にあるのは強靭という手垢まみれの言葉を超越した鋼のメンタルと自分を信じる強い心。
警察は相変わらず大阪府内を中心に探索していたとのこと。指名手配として公にされた例の写真が返って樋田容疑者のイメージを固定させ、後手に廻ってしまった感が拒めません。それと前例主義に凝り固まった組織が浮き彫りにされました。
慣れへの戒めと生き抜く上でのサバイバル力、こりゃまた映画の原作ネタの宝庫かもしれません。
タフに生きよう。