場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

不動産自体に欠陥はありません……しかし

 

『建物自体に欠陥はないのだけどね、環境抜群だし…何よりカミさんも気に入って購入に踏み切ったのだから.』中古物件ですが、郊外に一戸建ての家を購入されたTさん(元上司)、ウッドデッキは自作しようと張り切っていたのですが、なんだか浮かない顔でした。『いや~参った、まさか~!』普段温厚なTさんが吠えたので、女子スタッフのYさんが驚いたほどです。


現在Tさんは、奥さんの地元である隣の県に越されたので時効と言っていいでしょう。以下こういうケースもある、ということで記してみます。

 

築10年のその一戸建ては、綺麗にリフォームされなんの問題もありませんでした、昨今よく耳にする地盤沈下もナシ、ご近所もいい人ばかり……と思われました。そう、最初は。
向かって右隣のお宅は子供がいない同年代のご夫婦で、仲睦まじく揃ってテニスを楽しまれるなど、今風のサバけたご家庭です。下手なドラマの設定のように小型犬を飼っておられます。問題…って犬の鳴き声がうるさい?いや、そうではありません。フレンチブル(小型犬ではないのか?)だったと思いますが、テリア系と異なりあまり吠えない犬種でよく躾けられており、その心配はないようです。糞の始末もキチッとされる模範的な飼い主です。

問題は、“犬の吠え声”ではなくて、なんとご夫婦の喘ぎ声(!?)だったのです。
実はこのご夫婦、毎回浴室で愛し合われるらしいのです。窓は全開です。真冬でも。最初は、事件性のある誰かの悲鳴か、サカリのついた猫の雄叫びかと思ったらしいです。隣のお宅とはベタ付けではなく、植垣を挟んで若干のスペースはありますが、なんせ聞かせたい意思ありありの窓フルオープンです。位置的にはその変態夫婦宅の浴室隣が、Tさん宅のキッチンの一部にあたるため、最も被害が大きいのがTさん宅なのです。その次がその奥にあたるご家庭、そしての左隣新婚さん(!)です。晩婚だったTさんは、子供さんもまだ小さくその点はまだ安心です。ただ週1~2回PM9:00~10:00の間にワザとらしいすすり哭きがこだますると何気にTVの音量を大きくしたり、その間締め切って子供さんと入浴したりと、なぜ自宅でここまで気を使わなければならないのか、と徐々に怒りがフツフツと込み上げてきました。

上述した被害(?)を被っている他の2軒のご家庭と相談の結果、意を決して自己談判に伺ったそうです。その際は、『迷惑かけているなら謝ります、ただ全くそんなつもりはない、今後改めます』と夫婦共々深く頭を下げられるのそうです。いい大人にこう丁寧に謝罪されるともうこれ以上追い込めません。
『うちは小さいとはいえ、子供がいるのです今後気をつけてください』一応ご近所でもあることなのでそう言って踵を返すのが精一杯だったです。

しかし、コトが治るのは2週ほどらしいです。この手の二人、ゾーンに入るとダメなのかもしれません、快感への隷属と化し理性も何もかも飛んでしまうのではないでしょうか。こういう時どのように対処すればいいのでしょうか。マンションなら管理人さんというクッションが入るので言いやすい。まあこれが“マンションは管理を買え”ということなのでしょうが。戸建の場合の相談相手は?被害のお宅以外は逆恨み等を恐れてあまり深入りしたくないのが本音ではないか、と察します。


聞いているこちらも、『こういう場合はどうしたら….』と我がコトのように考え込んでしまいましたが、Tさんによると、それから数ヶ月後、サラッとあっけないほどにコトが治ったようです。知らぬ間に声がしなくなった、とのことなのです。元々近所で出会った時は愛想よく挨拶されていたようですが、それもそのままでなんの変化もありません。被害が小さかった向かい宅の奥さんによると、休みの日となると毎回朝早く車で出かけ、夜も遅いみたいとのことでした。何か別の新たなプレイを知ったのでないか、というのがもっぱらの噂です。


あれから10数年、繰り返しますがTさんはもうその場所には住んでいません。噂によるとまだあの変態夫婦は、その場所で生活しているようです。そして左隣の新婚さんは、今はなんと4人の子供さんに恵まれているとか。少しはお隣に刺激されたのでしょうか。^^;v

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