場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。昨年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

すべきことが無いという地獄

屋内に足を1歩踏み入れた途端、熱風に襲われました。工場扇をフルパワーで稼働させても空気自体が灼熱化しているので返って逆効果みたいです。『外の陰にいる方がましだね』後ろから声がしたので振り返ると汗で張り付き黒い染みが浮き出たシャツ姿の元上司が力なく立っていました。『中にはいれないよ、それこそ熱中症になる』ひたいに刻み込まれた深いシワから汗が溢れ落ちています。
“Tさん、この暑さヤバいですよ、いやあの~若い人が使ういい意味のヤバいではなく、マジで危ないって方の。。。。”

 

元上司Tさんは、週3日ほどの勤務とはいえ65歳を過ぎても(確か70歳近いハズ)まだしがみついています。仕事は…ラインにのせる前のパーツの検品(自動化されているので必要ないのだが、まあ熟練者の目も必要だというこじつけた理由を作った人がいるのです^^;)やらその他雑用です。しかしその人が常駐している場所は、本社屋から外れた別棟のエアコンのない部屋です。そう、この時期にエアコンがありません。断熱材も何もないスレート屋根です。まるで、もう来なくていいです!!という裏メッセージなのですが。本人はやって来ます。もちろん暮らしには何不自由しない資産はお持ちです。

 

前述しました。元上司です。仕事はできなかったです、ハッキリ言って。でも上までいったのです。そういう恵まれた時期が日本にもありました。たいした人脈がなく仕事自体がこなせなくても、部下育成力が欠如していても、接待に長けているというわけでもなくとも時勢という追い風とその企業の組織構成社員の階層的理由により営業のトップに登りつめました。

 

ただウラではどんどんシェアが他社に侵食されてはおりました。そのことが判明したのは皮肉なことにこの方の役職定年以降です。マーケットは手を抜くとやはりダメなのだということを学びました。

 

企業人としての出口も華々しく最高条件の退職金を手にされ退いたかにみえましたが。。。。私がアチコチ流れているうちにいつの間にか舞い戻ってきていました。そして5年の福岡勤務を終え帰って来ても….ま、ま、ま、まだいる。^^; こいつはゾンビかあ~~

 

『やることがない』みたいです。本人曰く。やることがない!!!!
読書の習慣もないそうです。空調の効いた図書館でお金もかけずに読書ざんまいできる身分なのに。気がすむまで秘密の山にクワガタを追える身分なのに^^:
それこそブログでも始めればいいのに。しかしこれまで自分が培った分野以外のことにチャレンジする気はとっくに削がれているようです。

 

Tさんに仕事以外で話しかける人は皆無でしょう。
元上司とはいえあまりこういう姿は見たくありません。

 

この方にとって人生って何なのでしょうか。このエアコンのないカビ臭い取り壊し寸前の誰も寄り付かない旧倉庫が唯一の居場所なのでしょうか。不思議なことにこういう方ほど元気なのです。そして恐ろしく長寿の家系なのです。

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