場外乱闘、もあり。

50代中小企業崖っぷちのオヤジです。2015年体調を崩し長期入院。カラダもギリギリ。土俵際、俵に足の親指1本からの逆転を目指します!!

弱者ゆえの人生戦略

新年に入って愛読書「弱者の戦略」を読み返す。新しい時代が幕を開ける2019年に再確認することは全てこの著書に書かれています。

「常に多くのオプションを用意し多くのチャレンジをする。だから環境の変化に強い。これが弱いと言われる生物の戦略なのである」

 

まったく企業も同じです。プライドだけ高いともう悲惨です。大企業と同じ戦略で戦おうとする。もう無謀&無茶 そこには通底するのは自分たちはできる、と言う歪んだ思い込み。汝自身を知れの正反対、まったくわかっていない。前回の記事にも書いたが謙虚になれと進言してくれるヒトを持っていないという悲惨な事実。いやかっては存在したのだがトップ自身がうっとおしく思い切ってしまったのです。かくして裸王様の誕生です。

 

エゴと言うヒト故の特徴が自らを滅ぼす。逆に自然界の謙虚なこと。企業という組織を離れる着地点が見えてきた2019年、弱小者である故、第2の生きていく場所を模索し強く自由に生きていきたい。

 

 

弱者の戦略 (新潮選書)

弱者の戦略 (新潮選書)

 

 

映画「蜘蛛の巣を払う女」またもや画面が寒い。

この映画、夏に観たいと思ったのは前回「ドラゴンタトゥーの女」の感想と同じです。舞台は冬の北欧スウェーデン、暖房がフルに効いている館内とはいえ画面から北風が吹き付けてきそうなので、身震いしてしまいそうです。鉛のような暗くて重い空、凍りついた河。そんな空からも時折弱々しいが薄明るい光が溢れるシーンに、ホッと一息お天道様の偉大さがわかります。北の大陸の人々が太陽を待ち焦がれる気持ちが痛いほどわかります。でもこの冬があるこその北欧カルチャーなのでしょうね。

 

刺さったセリフ

「過去を引きずるのはブラックホールに捕まるようなもの、近づきすぎると囚われてしまう」

 

個人的には響いた名言です。よくいる過去の武勇伝のひけらかす輩ってすでにブラックホールにどっぷりということですね。距離感を保つようにしましょう。いいこと学びました。

ラストはまあ、一応解決するのですが………なんか切ない………この儚さ、このミレニアムシリーズのヒットを味わう前に逝ってしまった原作者のことを思うとどことなく通底している気がします。

 

お日様ギラギラ最高気温35度とかいう日にこの寒々しい画面を見てみたいものです。

 


蜘蛛の巣を払う女 - 映画予告編

油断は顔のたるみに出る

晦日の紅白 復活したいきものががりを見て唖然としました!!!vocal吉岡聖恵の顔が元の1,5倍ほどに膨張しているではありませんか!!!まるで部屋に閉じこもってジャンクフードを食べ続けたJKかと思いました。顔だけでなく視線もどことなくユルイ感じがしました。

年が明けてネットを見ていたらやはりこの話題が結構沸騰していました。

 

そりゃ、そうでしょうね、あの変わりようだと。放牧中なにをしていたのか。制限から解き放たれ若さゆえ羽を伸ばし過ぎたのはわかるとしても、問題は周囲です。誰も言ってくれなかったのか。メンバーは進言しなかったのか。

 

企業も同じですね。周りをイエスマンで固めたどこかの国のような世襲制だと致命的です。(そういやあの国の将軍様はタルタルですね)株主の目がある上場企業は別としても、身内て固めた中小はダメ。表面的には取り繕っていても内情は火のクルマとなっているところが多いです。基本いい事しか報告しないから。

不思議なもので人間ぬるま湯に浸かっていると、重力に逆らうチカラを失うようです。

 

厳しいこともオブラートに包まないで進言してくれる人は宝です。まるでバトンタッチされたように休業宣言した西野カナ、彼女は絶対大丈夫でしょう、一皮むけて大きくなった(もちろん引き締まったままでしょう)彼女、いい意味で休業明けが楽しみです。

 

出来の悪い年頭所感

 

まだこんな年頭所感でお茶を濁している(?)バカ企業団体があるのですね。

なんだかんだ経済系新聞抜粋コピペまるわかりの枕詞で始まるが、要約すると「先行き不透明」の一言で落ち着きます。手垢まみれの言い尽くされた責任回避セリフを平成も終わろうかというこの時期に人前であからさまに口にするとは、この代表も〝ヤキ〟が回っていますね。

 

終わっているのは今時世襲型の零細企業で、この人手不足に人海戦術で実績をこなそうと仕入先に協力を無理から要請する裸の王様企業です。「信」自体が剥がれているので人材の定着率も芳しくありません。

でも、言うことだけは一人前で、しかしこれまた手垢まみれて原型さえ留めていない「三方よし」と言う言葉で社員を鼓舞するのですが、聞いている方のノリはよくありません。当然です、出すもの出さないのにベクトルを揃えようと言う発想自体が卑しい。

 

とにかくこの手の輩(!)は先行投資を惜しむくせに、結果だけは最良のモノを求めようとする、世の中の原理原則に疎いバカ企業です。

 

で、なに!!!そのオーナーが離婚していた!!!! 自分のヨメ一人、満足させられず、顧客の要求にキチッと答えられるでしょうか。確かにプライベート事ですが、企業も人の集まりである限りどこかに通底するものがあるのではないでしょうか。

 

誤ってこの手の企業に籍をおいてしまった方も存じていましたが、サッサと損切りをし別の優良企業に再就職されました。そうそう結婚もある種の就職です。よく見極めダメな時は飛び降りましょう。

必要なモノそれは勇気と自信だけです。人生の残り時間をよく把握し、一度切りの人生、お互い高め合える人や企業と付き合っていきたいモノです。

 

出来の悪い年頭所感で新年早々耳が汚れてしまいました。クリニーングが必要です。

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風向きを見極めよう。

 

大阪交響楽団New Year Special Concert in Nara

トランペットを初めて3ヶ月当然まだまだ基礎の基礎だがその魅力にどっぽりとハマっております。思うにそれはカラダの根本、生きるためのルーツ、つまり呼吸を伴うからでは考えています。完璧な腹式呼吸でなければ太刀打ちできません。ロングトーン♬の練習をしているだけで寒くともカラダはホクホクです。

 

私がトランペットを始める主因となったとも言える後期高齢者Tさんの「あのな、人間最後は……呼吸やで…」のひと言が事あるごとの蘇ってきます。

 

そうなると、管楽器、吹奏楽に興味が出てくのが自然です。もう一度高校時代に戻れれば迷わず吹奏楽部の門をたたくのは間違いありません。

 

という事で、演目に♬ボレロを発見したので本日は急遽大阪交響楽団のNew Year Special Consert ♬に出かけました。新しい年、まずは耳にいい音をです。

 

3部構成 ボレロ ♬  これを耳にするとなんかこう気持ちが高鳴ります。新年に相応しいプログラムです。3部がこれまた地元中学3校の吹奏楽部との共演。若さって音に出ますね。素晴らしい躍動感に溢れた演奏でした。長かった(?)休みも終わり明日から日常に戻ります。周囲の目なんか気にせずやりたい事最優先!!!!! 時間は限られている。今年もよろしくお願いします。

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音楽は生きる糧です。

家庭を持って、うん、まあ良かったと思う。①

 

特に妻とラブラブ💕というわけではありません。内心感謝はしておりますが、長く夫婦とやってきているのでもはやお互いが空気のような存在です。(手垢まみれの表現ですね。^^;)

 

それよりも、家族、子供を持ったことによって貴重な体験をすることができたことが嬉しいのです。貴重な体験、そう,あのような焦りと緊張と悔しさの入り混じったドギマギカオス感、いま思い出しても変な汗がじわっと滲みそうです。

 

2018年も残り少なくなった日に夜にそれは起こりました。唐突でした。夕食後のコーヒーを楽しんでいる、私に保育士をしている上の娘が、こう切り出しました。

 

『お父さん、ちょっと会って欲しい人がいる、もう3年半付き合っている彼がいて、そう、あの、挨拶したいって………』

 

不意打ちにもほどがあリます。食後のブラックコーヒーという至福の時間を味わっている最中です。(しかもYoutubeを観ながら、という)娘の言葉の咀嚼が間に合わず、しばらく放心状態が続きました。娘は突っ立ったまま私の顔を窺っています。

 

錆つきかけた頭の回転がようやくその意味を捉え始めたころ、なんとも筆舌し難い感情に襲われました。声が裏返りそうになるのを懸命にこらえます、多分顔が上気し始めているかもしれません。

詳しいことは知らされなかったですが、薄々そういう彼がいることはわかっておりましたが、いざとなると、こうも動揺するのですね。

 

「あっ、うん、わかった」と口にしたと思うのですが、変な汗が滲んできてそれどころではありません。

 

年齢を重ねると、大したことでは驚かなくなってきます。起こる事象のほとんどを体験しているからでしょうか。月日の経つのが早いと感じるのもその理屈と聞いたことがあります。

 

そういった意味からすると、この時の感情は半世紀生以上の人生において初めて、味わう気持ちです。

 

気がつけば、その彼と会う日も決まっていました。年が明け新しい時代がスタートしました。どうなるのでしょうね。家族を持たない人(または子供に女の子)を持たない人では味わえない貴重な体験をさせていただきました。この時、家族を持って良かったと思いました。

 

さて、当日はどんな格好をすればいいのやら。